【バンドマンが勧める】必ず知っておきたいエレキギターの管理方法のまとめ
サマタイです。
みなさん普段楽器はどのように保管していますか?
大切な楽器は長く使うためにもできるだけいい状態で保ちたいですよね。
今回はバンドマンの僕がリペアマンに聞いた話や過去の体験談からエレキギターの管理方法について紹介していきます。
ギターに適した環境とは
よく人が快適と感じる環境がギターにとっても理想的な環境と言われますが、曖昧な表現なのであまり信用することはおすすめできません。
これは6年ほど付き合いがあるリペアマンに聞いた話なのですが、できるだけ一定の温度、湿度を保つことが理想的な環境です。
日本は四季がはっきりしており季節によって気温と湿度が大きく変動するため環境を一定に保つことは難しいですが、エアコンなどで温度と湿度が一定に管理されていると理想的な環境と言えるでしょう。
特に湿度はギターにとって命とも言えるネックに大きな影響がありますので、30〜40%と低めに保つことが経験上望ましいとのことでした。
エレキギターの2大ブランドであるギブソンとフェンダーはどちらもアメリカ製のギターブランドですが、特にフェンダーの工場があるカリフォルニア州は湿度が低いことで知られています。
アメリカと日本の環境とでは湿度が大きく異なるため、個体によってはネックが安定するまで根気よく調整が必要となります。
新品のギターに比べるとビンテージのギターはネックが安定しているからネックが反らないと言われることもありますが、保管している環境が変われば多かれ少なかれネックの状態は変わります。
僕はフェンダーの63年製のギター、ギブソンの93年製のギターと年式の違うギターを所有していますが、購入した後はどちらも多少ネックが動いたため定期的な調整を重ねて自宅の環境に少しづつネックが馴染ませていくものと認識しています。
弾かないときの管理方法
弾かないときは弦を緩めてハードケースにしまっておくことが理想的な保管方法だと言われることが多いですが、こちらもあまり信用してはいけません。
まずギターは毎日手にとって弾くことで些細な状態の変化にも気づくことができますので、ケースの中で眠らせるのではなくすぐ弾けるような保管方法にすることが望ましいと言えるでしょう。
ギターは弦が張ってありネックに負荷がかかっている状態が通常の状態ですので、弾いた後に弦を緩めているとネックにかかる負荷の強さに波がありいつまでたってもネックの状態が安定しません。
ネックの状態を安定させるには弾いた後も普段のチューニングのまま保管し、ネックが反ったらリペアマンにネック調整をお願いする。
年数はかかりますがこの繰り返しで自宅の環境に徐々にギターが馴染んでいき、調整の回数が減っていきネックが安定していきます。
また保管は可能であれば壁掛け式のギターハンガーで部屋の空気に触れさせて保管することが望ましいです。
壁掛け式のギターハンガーは重力が真下に働くためネックの反りに対して多少の効果が望まれますので、寝かせて保管する方法やネックを立て掛けて保管する方法よりも望ましい保管方法です。
なおギターを保管する部屋は前述の通り温度と湿度が一定に管理されていることが理想的ですので、まずは温湿度計を導入して湿度が高ければエアコンや除湿機を購入することをおすすめします。
理想的な環境で保管することのメリット
理想的な環境でギターを保管すると年数はかかりますがギターの鳴りが少しづつ良くなります。
現在通っているリペアショップを見つけるまで僕の部屋の湿度は60〜80%と非常に湿度が高くギターにとっては最悪な環境でした。
当時使っているギターは5〜6本程度でしたがどのギターも購入後からネックが反ってしまいとてもいい状態とは言えませんでした。
リペアショップに初めて状態の悪くなったギターをリペアに出したとき、年式の近い同じモデルのギターを弾かせてもらったのですが鳴り方が全然違っていて「同じギターでも管理方法が違うだけでここまで鳴り方が変わるものなのか」と驚きました。
正直な話「湿度が高いくらいでギターの鳴り方なんて個体差なんだから大して変わらないだろう」と思っていたのですが、リペアマンからは「2本目のギターや新しい機材を買う余裕があるならその資金でまず最優先で部屋の環境を見直すべきだ」と指摘され、明らかな証拠を実体験したこともあり当時目が覚めたような感覚になったことを覚えています。
ギターで鳴りのいい個体は確かに存在しますが、折角手に入れても保管する環境が悪ければ必ず徐々に鳴りが鈍くなっていきます。
時間はかかりますがギターを保管する部屋の環境を変えることで鳴りの鈍くなったギターも徐々に鳴り方が変わっていきますので、まずは環境を改善することをおすすめします。
また、環境が悪ければメンテナンスの頻度も多くなり費用がかさみますので、コストの面でもギターを保管する部屋の環境を変えることは最優先とするべきです。
ギタリストならついついエフェクターや新しいギターを買うことにお金を使ってしまいますが(気持ちは痛いほど分かります)、まずは温湿度計と除湿機、エアコンを導入して環境を変えることに注力しましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ギタリストなら新しい機材やギターを買うことはとても楽しくてやめられないものですが、きちんとギターを保管している部屋の環境を管理できている人は実はあまりいないのではないでしょうか。
ギターにとって理想的な環境を整えることはその後のギターライフを快適にすると断言できますので、これまで部屋の温度や湿度を気にしていなかったという方は一度見直すことをおすすめします。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
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【管理栄養士が解説】健康的な食事がひと目で分かる食事バランスガイドについて
サマタイです。
みなさんは毎日3食バランスの良い食事を摂れていますか?
毎回の食事に気を使うのはなかなか大変ですよね。
今回は管理栄養士の僕が健康的な食事がひと目で分かる「食事バランスガイド」について解説します。
食事バランスガイドとは
「食事バランスガイド」とは1日にどんな食べ物をどれだけ食べたら良いかをイラストでわかりやすく示したものです。
健康で豊かな食生活の実現を目的に策定された「食生活指針」という国が定めたガイドラインを具体的に行動に結びつけるものとして厚生労働省と農林水産省が合同で2005年に作成した図表です。
食育の資料としても利用されているため、学校で習ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
こうした図表は世界各国で作成されており、アメリカではマイプレートというイラストが使用されています。
食事の指針を図で示した起源は1974年にスウェーデンで食品を大まかに分類しそれぞれの摂取量の目安をピラミッド状に図にしたことが始まりです。
食事バランスガイドの使い方
食事バランスガイドは食事の目安量を「料理」で示されていることが最大の特徴です。
日本の伝統的な玩具であるコマの形を使って、1日に食べるとよい目安の多い順に「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」という5つの料理区分で示されています。
主食はごはん・パン・麺などであり、副菜は野菜・いも・海藻・きのこを主材料とする料理、主菜は魚・肉・卵・大豆・大豆製品を主材料とする料理のことをいいます。
コマの形で示すことにより、食事のバランスが悪くなると倒れてしまうこと、コマは回転(=運動)することにより初めてバランスが確保できることから、食事と運動の両方が大切であるというメッセージが込められています。
また水・お茶などの水分も1日の食事のなかで欠かせない身体の主要な構成要素という意味からコマの軸として、菓子・嗜好飲料は「楽しく適度に」というメッセージを添えてコマのヒモとして表現されています。
成人の場合はコマのイラストの通り主食は5~7つ(SV)、副菜は5~6つ(SV)、主菜は3~5つ(SV)、牛乳・乳製品2つ(SV)、果物2つ(SV)が1日の目安になります(エネルギー必要量2200~2400kcalに相当)。
運動量や性別・年齢により目安量は変わりますが、大まかな食事のバランスを把握するには最適な資料ではないかと感じます。
学校教育で学んだこのような資料は社会人になってからはあまり見る機会がないかと思いますが、文字で書かれた資料よりこうした視覚的にざっくりと理解できる図表は食材の栄養素を把握しなくても活用できる為、これから食習慣を変えたいという人には良い資料ではないでしょうか。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
管理栄養士として人の食事や健康に関わる仕事をしていると学校で学んだ食育に関する授業はとても大切なことだったと改めて気づくことができました。
フィットネスブームで健康に対する関心が高まっている現代ではこのような資料を改めて見直すことはとても効果的ではないでしょうか。
これから食習慣を変えていきたいが食材選びや栄養素の勉強をするのは敷居が高いという人にこそお勧めできる資料ですので、是非とも活用してみてください。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
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【バンドマンが勧める】信頼できるリペアショップを見つける重要性について
サマタイです。
みなさんは普段楽器の調整はどうされていますか?
ギターはしっかり調整することで抜群に弾きやすくなります。
今回はバンドマンの僕が信頼できるリペアショップを見つける大切さについて書いていきたいと思います。
メンテナンスの重要性
ギターのメンテナンスにおいて一番重要な要素は「ネックのセッティング」だとリペアマンは口を揃えて言います。
ナットやフレット、ブリッジ周りのセッティングでも多少弾きやすさを改善することはできますが、これらのセッティングもまずはネックの状態を正しい状態にしてから行うべきことです。
日本は季節により湿度と気温が大きく変動しますので、ネックの状態は特に影響を受けやすいです。
みなさんもジメジメした天気が続いた季節は気がついたらネックが反っていたという経験があるのではないでしょうか。
これは体験談ですが、ネックの状態が良くない状態のギターは弾きにくく音の響きも鈍いため練習のモチベーションが上がらないのに対してネックの状態が良いギターは弾きやすくて音の響きもよいため長時間の練習でも疲れを感じにくいです。
ネックの状態をいい状態で保つことは難しいですが、ギターにとって非常に大切なことです。
調整の難しさ
たまに「調整は自分でなんとかする」「ギターを買った楽器店にそのまま修理をお願いしている」と自分の楽器のメンテナンスに無頓着な人を見かけますが、できればやめたほうが良いです。
言うまでもなく素人と楽器修理専門店のベテランのリペアマンの方々とでは扱ってきた楽器の数が違いますし、使う工具の数も技術も何もかもが比べ物になりません。
買った楽器店にそのまま修理をお願いすることは一見問題がないように感じますが、楽器店はリペアマンが常駐していることが少なく、直接リペアマンと会話できる機会がない為修理箇所の対応のみで貴重なプロの助言がもらえません。
かくいう僕が調整は自分で何とかするタイプだったのですが、6年ほど前から足繁く通っている還暦近くのベテランのリペアマンが個人でやっているお店に当時使っていたギターを初めて修理に出したときは「なんでギターをこんな状態にしているんだ」と小一時間説教をされた苦い思い出があります。
初対面で小一時間説教をされたことは人生で初めての経験でしたが、自己流のセッティングがいかに間違っていたのかを教えてくれたおかげで正しい状態のギターがどういうものかを知ることができました。今ではとても感謝しています。
正しい状態のギターを使うことでギターをストレス無く弾くことができるだけでなく試奏などでギターを弾くときに調整が狂っていることに気づくことができるため、その楽器店が信頼できるか判断することもできます。
自力でやったセッティングや調整の仕方はベテランのリペアマンたちにとっては的はずれな調整ということが多々ありますので、プロに任せることが賢明な判断だと思います。
特にネックの調整に関しては楽器全体のバランスを決める非常に繊細な調整が必要ですので、難易度が高く素人が手を出すべきものではありません。
信頼できるリペアショップとは
自分の愛器を安心して任せられるリペアショップを見つけることでその後のギターライフは大きく好転すると断言できます。
信頼できるリペアショップを見つけるまでは少し時間がかかりますが、正しい状態のギターがどういうものか実際に楽器を触らせてくれるリペアマンや筋の通った理論で丁寧に説明してくれるリペアマンがいるショップを見つけたら思い切って一度ギターを預けてみましょう。
調整後のギターが弾きやすくなっており、さらに「もう少し弦高を下げてほしい」といった要望をその場で聞いてくれたり「ギターを置いている部屋の環境を見直したほうがいい」などのアドバイスをしてくれるようなリペアマンだったら迷わず常連になることをお勧めします。
実際に自分のギターを正しい状態にしてもらってから弾きこむことで自分の中で「正しい状態のギターの基準」ができるため、いい状態のギターを見分けられたり自分のギターの状態の変化に気づくことができるなど、ギタリストにとっていいことだらけです。
僕は現在のリペアショップに6年ほど通っていますが、リペアマンと仲良くなることで「ギターの状態の判断の仕方」から「ギターに適した環境づくり」に至るまでプロの助言をたくさんもらえるため、困ったときの駆け込み寺として今ではかけがえのない存在となっています。
ギタリストにとって愛器のメンテナンスは必ず必要となることですので、信頼できるリペアショップを見つけることは練習と同じくらい大切な要素ではないでしょうか。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
日頃楽器を弾いている方にとって愛器は「相棒」のような大事な存在かと思いますが、定期的にメンテナンスをすることで初めて長く付き合っていけます。
手巻き時計のオーバーホールや車の車検のように、楽器は使用することで少しづつ状態が変化するため定期的な調整が欠かせません。
調整はとても繊細な作業ですので、信頼できるリペアショップを見つけることは実はギタリストにとって非常に重要なことです。
これまで自己流で調整していた方や買った楽器屋にそのまま修理をお願いしていたという方は、この機会に信頼のできるプロのリペアマンを探してみてはいかがでしょうか。
きっとその後のギターライフは充実したものとなります。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
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【バンドマンが勧める】Reunion Bluesセミハードケース5年間使用後レビュー
サマタイです。
ギタリストのみなさんはギターを持ち出すときにどんなケースを使っていますか?
大切な愛器を運ぶときはしっかりと楽器を守れるケースが必要ですよね。
今回はバンドマンにおすすめしたいReunion Bluesのセミハードケースを紹介します。
Reunion Bluesとは
1976年にミュージシャン向けの最高品質のギグバックを提供するメーカーとして創業したReunion Blues(リユニオンブルース)。
その高い保護性能は多くのミュージシャンから信頼を集めており、顧客にはバディ・ガイ、ケニー・バレル、ロベン・フォードをはじめ多くのプロギタリストが愛用していることでも知られています。
現在はギグバックだけでなく金管楽器、木管楽器、ドラムシンバルケースなど幅広いラインナップを手掛けています。
Reunion Bluesのケースの性能
メーカー公式のYouTubeチャンネルでは3階建ての建物の屋上からギターを入れて放り投げるという過激なテストも行っています。
それほどの衝撃は普通に使用している分にはまず起こらないでしょうが、中のギターが無事なことからリユニオンブルースの耐衝撃性能の高さが伺えます。
見ての通り頑丈なケースですが、ショルダーストラップが厚手なためギターを入れて背負ったときにそれほど重さを感じないこともポイント。
運搬性と強度を兼ね備えたまさにバンドマンには理想的なギグバッグではないでしょうか。
ケースに使用されている素材には工業グレードの高張力糸、耐水ジッパー、摩耗および擦り傷に耐えるコード付きエッジとシーム、EVA支持材、および高いストレスの掛かる内部領域の補強構造を使用しているなど数年単位での使用ではびくともしない頑丈さを兼ね備えています。
Reunion Bluesのギグバッグは、楽器を衝撃から保護するよう高密度で厚い保護フォームをケースにフィットさせて適所に縫い合わせています。さらに補強材によってさらなる保護とストレスの掛かる部位の強化を図っています。これにより極端な衝撃(文字通り3階建ての建物の上から楽器を入れて落とす、など)であっても楽器まではほぼ届かずに保護フォームで衝撃は分散され、楽器への影響は皆無となります。
縫製ではヘビーデューティな糸で二重に縫い、その端は固く固定されています。ハンドルとショルダーストラップはケース生地を折り重ね二重縫いされ、さらに二重のリベットで補強材に固定されます。一般的なギグバッグよりはるかに強度の高い工業用のジッパーは、楽器の出し入れの際に引っ掻いたりしないように取り付け・取り回しがされており、ケースを閉じた際には楽器を完全に保護します。
Reunion Blues5年間使用後レビュー
ここからはバンドマンの僕が実際に5年間使用した感想を写真多めで解説していきます。
僕が使用しているモデルは現行品の1つ前のモデルのため、デザインが多少異なります。
ヘッドの部分の側面は水を通さない素材の頑丈なシートで補強されています。
ケースが地面に付く底面も同じ素材で補強されています。
ケース側面にはリベットで留められた頑丈な取っ手がついています。
ジッパーをまたいで2つに分かれているギグバッグもありますが、経験上取っ手は1つのほうが断然使いやすいです。
取っ手がない方の側面は床に置くことを想定されており、水を通さない素材の頑丈なシートで補強されています。
ショルダーストラップは背面のジッパーを開けると収納できるのもポイント。
ツアーなどで飛行機に持ち込む際や機材車でまとめて楽器を運搬する際はこの機能はありがたいです。
背中に当たる部分とショルダーストラップの内側は厚手のメッシュ生地になっており通気性がよく汗をかいても不快感がありません。
指を引っ掛ける部分があるのもいいアイデアだと思います。
ショルダーストラップの付け根はカラビナで取り外し可能です。
背負ったときに負荷がかかるショルダーストラップの付け根の部分はいずれも厚手の生地と糸でしっかり補強されています。
実際に5年間使用していますが糸のほつれさえありませんでした。
内部は青い光沢のあるベロア生地で高級感があります。
完全に開くことができるので楽器を取り出しやすいです。
ヘッドやブリッジ周り、ボディエンドのストラップピンなど金属パーツが直接当たる場所には頑丈なシートで補強がされており、生地を痛めることもありません。
ネックをマジックテープでホールドできるため、移動中にケースの中で楽器が動くことがありません。
ネックを浮かせた状態でマジックテープでホールドできるため、ギブソンのようにヘッドに角度の付いたギターでもケースに触れることがなく安心して運搬できます。
画像の通り僕はレスポールユーザーですが、ツアーやスタジオでの運搬時でもトラブルがあったことは一度もありません。
背面のポケットは底が深いため、A4サイズのファイルが余裕で入る大きさです。
MXRサイズのエフェクターは4つ並べてもまだ余裕があります。
マジックテープでシールドを留めておけるギミックも気が利いています。
エフェクターボードを組まずに必要最小限のエフェクターでライブをする方ならこのケース一つで荷物が完結します。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
セミハードケースの中では値段が高い為、買うのを躊躇する方もいるかと思います。
かくいう僕もその一人だったのですが、ネック折れが心配なギブソンユーザーでもストレスなく運べるケースを探している方には間違いなくおすすめです。
実際に5年間使用していますが一向に壊れる気配がなく、この先も長く愛器を守ってくれるケースだと感じています。
初期投資は高いかもしれませんが、長く使えることを考えると中途半端なケースを買い換えるよりも安く済むのではないかと思います。
みなさんもこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
【管理栄養士が解説】プロテインは本当に必要なのか
サマタイです。
みなさんは運動やトレーニング後にプロテインを飲んだことはありますか?
近年のフィットネスブームでアスリートではない一般の人達でもプロテインを使用している人が増えていますよね。
今回は管理栄養士の僕がプロテインの必要性について解説します。
プロテインとは
プロテイン=タンパク質のことですが、日本ではタンパク質を主成分とする栄養補助食品の意味で広く認識されています。
起源は1950年代にアメリカでボディビルディングの人気が高まったことでボディビルダーやアスリート向けに卵白をもとにした粉末状のタンパク質が販売されたことが始まりとされています。
現在は様々なメーカーから販売されており、原料によってホエイプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテインの3つに大別されます。
ホエイプロテイン
ホエイ(乳清)とはヨーグルトの上澄みの液体のことで、このホエイに含まれるタンパク質をホエイプロテインといいます。
体への吸収速度が早く、運動やトレーニング後のタンパク質補給に最適とされており一般的に販売されているプロテインの多くを占めています。
カゼインプロテイン
カゼインプロテインとは牛乳に含まれる主要なタンパク質でチーズの原料でもあります。
ホエイプロテインが水溶性で吸収が早いことに対し、カゼインプロテインは不溶性で固まりやすく、体への吸収速度がゆっくりであることが特徴です。
ソイプロテイン
名前の通り大豆由来のタンパク質です。
吸収速度が遅く満腹感が持続しやすいことや価格が安いことが特徴です。
タンパク質の必要量
普段の活動量や体格などにより個人差がありますが、一般的に下記の式に当てはめることができます。
1日に必要なタンパク質量(g)=
自分の体重(kg)× 体重1kgあたりのタンパク質必要量(g)
運動の強度により必要とされるタンパク質量に大きく差があります。
- 普段運動をしていない人 0.8g
- フィットネスなどの軽い運動をしている人 1.2~1.4g
- ジムなどで高強度のトレーニングをしている人 1.4~1.7g
※樋口満編著『新版コンディショニングのスポーツ栄養学』を参考に作成
例えば体重が60㎏の人で軽い運動をしている場合だと計算式は
60㎏×1.2~1.4gとなり、1日に必要なタンパク質量は72g~84gとなります。
プロテインメーカーやジムのトレーナーの方などは「体重当たり2.0gのタンパク質が必要」と口をそろえたかのように主張しますが、一般の方で軽い筋力トレーニング程度の運動強度ではそこまでのタンパク質量はまず必要ありません。
タンパク質を一度に吸収できる量には限界があり、多く摂ればその分筋肉になるというものではありません。
プロテインの必要性
まずプロテインは「栄養補助食品」ですので、3食バランスの良い食事がしっかりと摂れていて不足分を補うようにして使うことが大前提です。
ネット上には「朝食の代わりにプロテイン」、「糖質や脂質を制限してタンパク質をとにかく摂る」など誤った使い方が多くみられますが、偏った食事や過度な食事制限は健康を害する恐れがあると知ることが大切です。
また、筋肉の発達にはしっかり運動で筋肉に負荷をかけることが大切な条件です。
ただタンパク質を多く摂っても運動による筋肉への負荷がなければ摂取カロリーが増えて体重だけが増える結果に終わってしまいます。
またタンパク質の摂りすぎは腎臓に負担をかける恐れがありますので注意が必要です。
このためジムに通い始めたばかりの人や自宅で筋トレを始めたばかりの人には基本的にプロテインはお勧めしません。
3食バランスの良い食事を摂れるようになってから徐々に運動強度を強くしていくだけでも十分に筋肉は発達します。
そのうえで更に必要だと感じた場合は体調をみて徐々に導入することをお勧めします。
メーカーはプロテインを使用するメリットだけを主張していますが、商品のマーケティングやネットの知識に惑わされることなく正しい判断ができるような栄養学の知識をつけることが大切です。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
一般の方でもプロテインを使用している人が増えておりますが、正しく使用できている人はまだまだ少ないのではないかと感じます。
特に運動やトレーニングを始めたばかりの人は運動の強度自体が弱く、アスリートやボディビルダーたちと同じタンパク質量を摂取しても過度の摂取となりますので体重が増えるだけの結果になりやすいです。
プロテインはあくまでも栄養補助食品ですので、まずはしっかりバランスの良い食事を摂れるようになってから使い始めることをお勧めします。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
【バンドマンが勧める】ギタリストにはチューブアンプがおすすめな理由
サマタイです。
エレキギターを弾いている方は普段どのような機材で音を出していますでしょうか?
ギターを毎日練習するのであれば、普段からいい音で練習したいですよね。
今回はバンドマンの僕が勧めるギタリストにはチューブアンプがおすすめな理由を紹介します。
チューブアンプとは
ギターアンプはエレキギターのピックアップから拾った微弱な電気信号を増幅回路で増幅させて音を出す仕組みとなっています。
ギターアンプは主に真空管で音を増幅する「チューブアンプ」とトランジスタで増幅する「トランジスターアンプ」に分けられます。
近年では増幅回路に真空管とトランジスターの両方を使用したハイブリッドアンプと呼ばれるものもあります。
チューブアンプのメリット
音が良い
多くのギタリストにチューブアンプが支持される理由としては単純に「音が良いから」です。
一般的にチューブアンプは「暖かく柔らかい音」、トランジスターアンプは「無機質で冷たい音」と言われていますが、きちんとした理由があることをご存知でしょうか?
デジタル技術がとめどなく発達していく現代においてアナログな真空管はもはや過去の技術ですが、オーディオや楽器用アンプとして今でも需要があるのはデジタルには出せない「暖かく柔らかい音」が出せる点にあります。
暖かく柔らかい音と感じるのは理由があり、真空管による音の増幅は人の耳が心地よいと感じる倍音成分が強調されることが理由となっています。
対してトランジスターによる増幅は人の耳が不快と感じる倍音成分が多く増幅されるため歪みだすと急に音が割れたように聴こえるなどの特徴があります。
上達が早くなる
「チューブアンプで練習をするとギターが上手くなる」と多くのギタリストが口を揃えて主張していますが、その理由は「ニュアンスを出しやすい」点にあります。
トランジスターアンプに比べてチューブアンプでは増幅回路にかける電圧が圧倒的に大きいため、強弱をつけて弾くと音量や歪みがしっかり追従してくれます。
弾き方に強弱を付ける演奏技術はギターに限らず楽器を演奏する上でとても大切ですので、強弱にしっかり反応するチューブアンプで弾くことがいい練習になるのもうなずけます。
昔のギタリストたちがエフェクターをほとんど繋がずにギター本体のボリュームや弾き方の強弱で歪んだ音からクリーンな音まで自由自在に音を操っていたのは、真空管を使ったチューブアンプだからできていたことなんですね。
音色を変えられる
チューブアンプは真空管を変えることで音色を変えることができます。
大雑把にでもアンプの構造を理解していることが前提となってしまいますが、「プリ管」というアンプの音色に関わる真空管を変えることでアンプの音色を変えることができるため、トランジスターアンプではできない「アンプのカスタマイズ」ができるのもチューブアンプの強みです。
様々なメーカーから真空管が発売されていますので、自分の好きな真空管を見つけることもチューブアンプならではの楽しみと言えるのではないでしょうか。
今では作られていないビンテージの真空管は非常に高価なものもありますが、本場のアメリカでは真空管をコレクションして自分のアンプにここぞというときに気に入った真空管をつけてステージに臨むというギタリストも少なからずいるのだとか。
チューブアンプのデメリット
音が大きい
トランジスターアンプに比べてチューブアンプでは実際のワット数よりも音が大きく感じやすいです。
アンプに搭載されるスピーカーの数や特性によっても大きく異なりますが、自宅で使用する場合は小型のチューブアンプを選んだとしてもかなり音量を絞らないと近所迷惑になるほど大きな音が出ます。
そのため自宅で使用するチューブアンプを選ぶ際はマスターボリュームが付いているものや、出力の切り替えが可能なアッテネーター付きのものを選ぶなどの注意が必要です。
定期的なメンテナンスが必要
トランジスターに対して真空管は使用とともに少しつ劣化していくため、定期的に交換が必要です。
ギターアンプに使用される真空管には主に3種類あり、電源部に使用される「整流管」、ギターアンプの音質を決める「プリ管」、プリ管で決めた音を増幅させる「パワー管」の3つが使用されています。
パワー管を2本以上使用しているアンプでは真空管の交換の際に「バイアス調整」という作業が必要となり、楽器店やリペアマンに依頼する必要があります。
また真空管には個体差があり真空管交換によって音色が変わることがあります。
おすすめの小型チューブアンプ
「Bugera V5 Infinium」は自宅でもチューブアンプでギターが弾きたいというギタリストのニーズに答えた名作アンプ。
この価格でプリ管、パワー管を使用しているフルチューブアンプでアッテネーターまでついているアンプは他にはありません。
パワー管が1本のシングルエンドのアンプのため真空管のバイアス調整の必要がなく、真空管を購入すれば真空管交換も自分でできるメンテナンスの利便性も大きなポイントです。
アンプの出力を5W/1W/0.1Wに切り替えが可能なアッテネーター付きのため、自宅で真空管の歪みで練習できてしまいます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
僕は大学卒業後から自宅でチューブアンプを使用しておりますが、トランジスターアンプに比べて音がよく練習に身が入るため以前よりも格段にギターが上達したと感じています。
近年は日本の住宅事情にも対応した小型で出力の切り替えができるアッテネーターが付いたチューブアンプも多く発表されておりますので、みなさんも自宅で使用できるチューブアンプを探してみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
【バンドマンが勧める】音楽好きにおすすめしたいFRED PERRYのポロシャツ
サマタイです。
まだまだ気温が高い日が続いておりますが、みなさんは普段どんな服を着ていますか?
今回は音楽好きのみなさんにおすすめしたいFRED PERRYのポロシャツを紹介します。
FRED PERRYとは
1952年にイギリスでテニスウェアブランドとして誕生したフレッドペリー。
史上初のグランドスラムを達成した英国の伝説的なテニス選手の「フレデリック・ジョン・ペリー」が引退後に自身の名前を入れたリストバンドを制作したことがブランド誕生の起源とされています。
当時のテニスウェアはゆったりとした着心地のものが中心でしたが、体にフィットするシルエットのウェアを生み出しテニス選手たちの間で話題となりました。
実際に着てみると分かりますが、身幅や袖幅がコンパクトにまとまっているため着たときのシルエットが綺麗です。
また、もともとはテニスウェアのため機能性にも優れており鹿の子編みのコットン100%素材で汗をかいたときも肌にまとわりつく不快さを感じにくいのもポイントです。
モッズカルチャーとの関わり
1960年代に入るとフレッドペリーはイギリスの労働者階級の若者たちを中心に巻き起こった「モッズムーブメント」と深く関わるようになります。
「モッズ」とは50年代後半〜60年代中頃にかけてイギリスの若い労働者の間で流行したスカやR&B等の音楽や細身の3つボタンのスーツ、ミリタリージャケットなどのファッションにおけるムーブメントです。
彼らがこぞって着用したのが「ディップライン」と呼ばれる2本のラインと月桂樹のシンボルマークが特徴の名作ポロシャツ、フレッドペリーのM12でした。
音楽シーンとの関わり
テニスウェアから始まりモッズカルチャーを通して定番となったフレッドペリーのポロシャツ。
その後はポール・ウェラー、デーモン・アルバーン、リアム・ギャラガー、トム・ヨーク等イギリスの名だたるミュージシャンたちにも愛されるファッションアイコンとなりました。
時代を超えた定番アイテムとして現在もイギリス製に拘って生産され続けています。
主なラインナップ
M12
前述のようにモッズカルチャーとイギリスの音楽シーンに深く関わった定番モデルが「M12」です。
「M12」とはフレッドペリーが12番目にデザインしたことから名づけられているそう。
「フレッドペリーシャツ」とも呼ばれるこのモデルは襟と袖に入った2本のディップラインが印象的なブランドを象徴するアイコニックモデルです。
M3
ブランド創業の1952年に発表されたルーツとも言えるモデルが「M3」。
創業者の「フレデリック・ジョン・ペリー」自らがデザインし、自身でも愛用していたモデルとしても知られています。
胸元の月桂樹のシンボルのみのシンプルなモデルですが、シンプル故にどんな着こなしにも合わせやすいことや飽きずに長く着られることもポイント。
M2
「M2」は60年代のデザインの復刻モデル。
「M12」に対し襟と袖に1本の太いラインが入ることが特徴です。
2本のディップラインが入る「M12」に比べるとどこかポップでクラシカルな印象です。
個人的にはこのモデルは持っていないので今一番気になっているモデルです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
テニスウェアからモッズカルチャー、イギリスの音楽シーンを通して定番となったフレッドペリーのポロシャツ。
ブランドのバックボーンを知ることで着る楽しさがさらに広がりますよね。
90年生まれの僕はリアルタイムではありませんが「ブリットポップムーブメント」と呼ばれる当時のイギリスの音楽シーンを聴いて育った世代でもあるため、個人的には思い入れの強いアイテムでもあります。
夏の着こなしに「音楽」を感じさせるスパイスとしてフレッドペリーのポロシャツを選んでみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。