LIFE LOG(サマタイブログ)

サマタイブログ

1990年生まれ独身男性による雑記ブログ。

【バンドマンが勧める】必ず知っておきたいエレキギターの管理方法のまとめ

サマタイです。

 

みなさん普段楽器はどのように保管していますか?

大切な楽器は長く使うためにもできるだけいい状態で保ちたいですよね。

 

今回はバンドマンの僕がリペアマンに聞いた話や過去の体験談からエレキギターの管理方法について紹介していきます。

ギターに適した環境とは

f:id:summertime8690:20200905113302j:plain

 よく人が快適と感じる環境がギターにとっても理想的な環境と言われますが、曖昧な表現なのであまり信用することはおすすめできません。

 

これは6年ほど付き合いがあるリペアマンに聞いた話なのですが、できるだけ一定の温度、湿度を保つことが理想的な環境です。

 

日本は四季がはっきりしており季節によって気温と湿度が大きく変動するため環境を一定に保つことは難しいですが、エアコンなどで温度と湿度が一定に管理されていると理想的な環境と言えるでしょう。

 

特に湿度はギターにとって命とも言えるネックに大きな影響がありますので、30〜40%と低めに保つことが経験上望ましいとのことでした。

 

エレキギターの2大ブランドであるギブソンフェンダーはどちらもアメリカ製のギターブランドですが、特にフェンダーの工場があるカリフォルニア州は湿度が低いことで知られています。

 

アメリカと日本の環境とでは湿度が大きく異なるため、個体によってはネックが安定するまで根気よく調整が必要となります。

 

新品のギターに比べるとビンテージのギターはネックが安定しているからネックが反らないと言われることもありますが、保管している環境が変われば多かれ少なかれネックの状態は変わります。

 

僕はフェンダーの63年製のギター、ギブソンの93年製のギターと年式の違うギターを所有していますが、購入した後はどちらも多少ネックが動いたため定期的な調整を重ねて自宅の環境に少しづつネックが馴染ませていくものと認識しています。

弾かないときの管理方法

f:id:summertime8690:20200905113322j:plain

弾かないときは弦を緩めてハードケースにしまっておくことが理想的な保管方法だと言われることが多いですが、こちらもあまり信用してはいけません。

 

まずギターは毎日手にとって弾くことで些細な状態の変化にも気づくことができますので、ケースの中で眠らせるのではなくすぐ弾けるような保管方法にすることが望ましいと言えるでしょう。

 

ギターは弦が張ってありネックに負荷がかかっている状態が通常の状態ですので、弾いた後に弦を緩めているとネックにかかる負荷の強さに波がありいつまでたってもネックの状態が安定しません。

 

ネックの状態を安定させるには弾いた後も普段のチューニングのまま保管し、ネックが反ったらリペアマンにネック調整をお願いする。

 

年数はかかりますがこの繰り返しで自宅の環境に徐々にギターが馴染んでいき、調整の回数が減っていきネックが安定していきます。

 

また保管は可能であれば壁掛け式のギターハンガーで部屋の空気に触れさせて保管することが望ましいです。

 

壁掛け式のギターハンガーは重力が真下に働くためネックの反りに対して多少の効果が望まれますので、寝かせて保管する方法やネックを立て掛けて保管する方法よりも望ましい保管方法です。

サウンドハウスで見る

なおギターを保管する部屋は前述の通り温度と湿度が一定に管理されていることが理想的ですので、まずは温湿度計を導入して湿度が高ければエアコンや除湿機を購入することをおすすめします。

理想的な環境で保管することのメリット

f:id:summertime8690:20200905113545j:plain

出典:https://www.pinterest.jp/pin/864128247245912859/

理想的な環境でギターを保管すると年数はかかりますがギターの鳴りが少しづつ良くなります。

 

現在通っているリペアショップを見つけるまで僕の部屋の湿度は60〜80%と非常に湿度が高くギターにとっては最悪な環境でした。

 

当時使っているギターは5〜6本程度でしたがどのギターも購入後からネックが反ってしまいとてもいい状態とは言えませんでした。

 

リペアショップに初めて状態の悪くなったギターをリペアに出したとき、年式の近い同じモデルのギターを弾かせてもらったのですが鳴り方が全然違っていて「同じギターでも管理方法が違うだけでここまで鳴り方が変わるものなのか」と驚きました。

 

正直な話「湿度が高いくらいでギターの鳴り方なんて個体差なんだから大して変わらないだろう」と思っていたのですが、リペアマンからは「2本目のギターや新しい機材を買う余裕があるならその資金でまず最優先で部屋の環境を見直すべきだ」と指摘され、明らかな証拠を実体験したこともあり当時目が覚めたような感覚になったことを覚えています。

 

ギターで鳴りのいい個体は確かに存在しますが、折角手に入れても保管する環境が悪ければ必ず徐々に鳴りが鈍くなっていきます。

 

時間はかかりますがギターを保管する部屋の環境を変えることで鳴りの鈍くなったギターも徐々に鳴り方が変わっていきますので、まずは環境を改善することをおすすめします。

 

また、環境が悪ければメンテナンスの頻度も多くなり費用がかさみますので、コストの面でもギターを保管する部屋の環境を変えることは最優先とするべきです。

 

ギタリストならついついエフェクターや新しいギターを買うことにお金を使ってしまいますが(気持ちは痛いほど分かります)、まずは温湿度計と除湿機、エアコンを導入して環境を変えることに注力しましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

ギタリストなら新しい機材やギターを買うことはとても楽しくてやめられないものですが、きちんとギターを保管している部屋の環境を管理できている人は実はあまりいないのではないでしょうか。

 

ギターにとって理想的な環境を整えることはその後のギターライフを快適にすると断言できますので、これまで部屋の温度や湿度を気にしていなかったという方は一度見直すことをおすすめします。

 

この記事がみなさんの一助となれば幸いです。

あわせて読みたい↓↓

samatai.hatenablog.com