【バンドマンが勧める】Reunion Bluesセミハードケース5年間使用後レビュー
サマタイです。
ギタリストのみなさんはギターを持ち出すときにどんなケースを使っていますか?
大切な愛器を運ぶときはしっかりと楽器を守れるケースが必要ですよね。
今回はバンドマンにおすすめしたいReunion Bluesのセミハードケースを紹介します。
Reunion Bluesとは
1976年にミュージシャン向けの最高品質のギグバックを提供するメーカーとして創業したReunion Blues(リユニオンブルース)。
その高い保護性能は多くのミュージシャンから信頼を集めており、顧客にはバディ・ガイ、ケニー・バレル、ロベン・フォードをはじめ多くのプロギタリストが愛用していることでも知られています。
現在はギグバックだけでなく金管楽器、木管楽器、ドラムシンバルケースなど幅広いラインナップを手掛けています。
Reunion Bluesのケースの性能
メーカー公式のYouTubeチャンネルでは3階建ての建物の屋上からギターを入れて放り投げるという過激なテストも行っています。
それほどの衝撃は普通に使用している分にはまず起こらないでしょうが、中のギターが無事なことからリユニオンブルースの耐衝撃性能の高さが伺えます。
見ての通り頑丈なケースですが、ショルダーストラップが厚手なためギターを入れて背負ったときにそれほど重さを感じないこともポイント。
運搬性と強度を兼ね備えたまさにバンドマンには理想的なギグバッグではないでしょうか。
ケースに使用されている素材には工業グレードの高張力糸、耐水ジッパー、摩耗および擦り傷に耐えるコード付きエッジとシーム、EVA支持材、および高いストレスの掛かる内部領域の補強構造を使用しているなど数年単位での使用ではびくともしない頑丈さを兼ね備えています。
Reunion Bluesのギグバッグは、楽器を衝撃から保護するよう高密度で厚い保護フォームをケースにフィットさせて適所に縫い合わせています。さらに補強材によってさらなる保護とストレスの掛かる部位の強化を図っています。これにより極端な衝撃(文字通り3階建ての建物の上から楽器を入れて落とす、など)であっても楽器まではほぼ届かずに保護フォームで衝撃は分散され、楽器への影響は皆無となります。
縫製ではヘビーデューティな糸で二重に縫い、その端は固く固定されています。ハンドルとショルダーストラップはケース生地を折り重ね二重縫いされ、さらに二重のリベットで補強材に固定されます。一般的なギグバッグよりはるかに強度の高い工業用のジッパーは、楽器の出し入れの際に引っ掻いたりしないように取り付け・取り回しがされており、ケースを閉じた際には楽器を完全に保護します。
Reunion Blues5年間使用後レビュー
ここからはバンドマンの僕が実際に5年間使用した感想を写真多めで解説していきます。
僕が使用しているモデルは現行品の1つ前のモデルのため、デザインが多少異なります。
ヘッドの部分の側面は水を通さない素材の頑丈なシートで補強されています。
ケースが地面に付く底面も同じ素材で補強されています。
ケース側面にはリベットで留められた頑丈な取っ手がついています。
ジッパーをまたいで2つに分かれているギグバッグもありますが、経験上取っ手は1つのほうが断然使いやすいです。
取っ手がない方の側面は床に置くことを想定されており、水を通さない素材の頑丈なシートで補強されています。
ショルダーストラップは背面のジッパーを開けると収納できるのもポイント。
ツアーなどで飛行機に持ち込む際や機材車でまとめて楽器を運搬する際はこの機能はありがたいです。
背中に当たる部分とショルダーストラップの内側は厚手のメッシュ生地になっており通気性がよく汗をかいても不快感がありません。
指を引っ掛ける部分があるのもいいアイデアだと思います。
ショルダーストラップの付け根はカラビナで取り外し可能です。
背負ったときに負荷がかかるショルダーストラップの付け根の部分はいずれも厚手の生地と糸でしっかり補強されています。
実際に5年間使用していますが糸のほつれさえありませんでした。
内部は青い光沢のあるベロア生地で高級感があります。
完全に開くことができるので楽器を取り出しやすいです。
ヘッドやブリッジ周り、ボディエンドのストラップピンなど金属パーツが直接当たる場所には頑丈なシートで補強がされており、生地を痛めることもありません。
ネックをマジックテープでホールドできるため、移動中にケースの中で楽器が動くことがありません。
ネックを浮かせた状態でマジックテープでホールドできるため、ギブソンのようにヘッドに角度の付いたギターでもケースに触れることがなく安心して運搬できます。
画像の通り僕はレスポールユーザーですが、ツアーやスタジオでの運搬時でもトラブルがあったことは一度もありません。
背面のポケットは底が深いため、A4サイズのファイルが余裕で入る大きさです。
MXRサイズのエフェクターは4つ並べてもまだ余裕があります。
マジックテープでシールドを留めておけるギミックも気が利いています。
エフェクターボードを組まずに必要最小限のエフェクターでライブをする方ならこのケース一つで荷物が完結します。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
セミハードケースの中では値段が高い為、買うのを躊躇する方もいるかと思います。
かくいう僕もその一人だったのですが、ネック折れが心配なギブソンユーザーでもストレスなく運べるケースを探している方には間違いなくおすすめです。
実際に5年間使用していますが一向に壊れる気配がなく、この先も長く愛器を守ってくれるケースだと感じています。
初期投資は高いかもしれませんが、長く使えることを考えると中途半端なケースを買い換えるよりも安く済むのではないかと思います。
みなさんもこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。