【バンドマンが解説】ギタリストが知っておきたい真空管の種類
サマタイです。
ギタリストの皆さんは普段どんな機材で練習していますか?
音質の良さで根強い人気がある真空管を使用したチューブアンプはギタリストなら手に入れておきたい機材の一つですよね。
今回はバンドマンの僕がギタリストなら知っておきたい真空管の種類を解説します。
真空管とは
真空管はもともとエジソンが発明した白熱電球の技術をフレミングが応用したもので、真空状態で物質を高温に加熱すると物質内の電子が表面から放出されることを利用して電流を増幅させることを可能にした技術です。
その後トランジスターが発明されてからは次第に利用されなくなりましたが、オーディオアンプや楽器用アンプでは現在も盛んに真空管が利用されています。
真空管とは、内部を高度な真空とし、電極を封入した中空の管(管球)のことである。陰極から陽極に流れる電子流を制御することによって増幅、検波、整流、発振などを行うことができる。
構造としては、一般的にガラスや金属あるいはセラミックスなどで作られた容器内部に複数の電極を配置し、容器内部を真空もしくは低圧とし、少量の稀ガスや水銀などを入れた構造を持つ。
原理や機能としては、電子を放出する電極(陰極)を高温にして熱電子放出効果により、陰極表面から比較的低い電圧により容易に電子を放出させ、この電子を電界や磁界により制御することにより、増幅、検波、整流、発振、変調などができる。
チューブアンプの仕組み
増幅回路に真空管を使ったチューブアンプはトランジスターアンプに比べて人の耳が心地よいと感じる倍音成分が強調されるため「柔らかく暖かみのある音質」と表現されます。
真空管自体は過去の技術ですが、この音質の良さはデジタル技術が発達している現代においても再現ができておらずオーディオアンプや楽器用アンプでは現在も盛んに真空管が利用されています。
ギターアンプは下記のようにエレキギターのピックアップから拾った微弱な電気信号を増幅回路で増幅させて音を出す仕組みとなっています。
エレキギターの微弱な電気信号→プリアンプで音作りと増幅→パワーアンプで更に増幅→スピーカーで音が出る
増幅回路にはプリアンプ部分とパワーアンプ部分に分かれており、この増幅回路に真空管(チューブ)を使用したアンプをチューブアンプと呼びます。
なお、アンプの種類は下記のとおり大別されます。
真空管で見るチューブアンプの種類
プリアンプ部分に使用される真空管を「プリ管」、パワーアンプ部分に使用される真空管を「パワー管」と呼びますが、使用されるパワー管の本数でアンプを大きく2種類に分けることができます。
シングルエンド(クラスA)
パワー管が1本で駆動しているアンプを「シングルエンド(クラスA)」と呼びます。
パワー管は1本で駆動しているため回路が簡単でメンテナンスがしやすいですが大きな出力を出すのには向いておらず、小型のチューブアンプでよく採用される駆動方式です。
シングルエンドのアンプはプッシュプルのアンプのようにパワー管のマッチングやバイアス調整の必要がないため基本的には規格さえ同じであればすべての真空管を自分で変えることができます。
プッシュプル(クラスAB)
パワー管を2本以上使用したアンプを「プッシュプル(クラスAB)」と呼びます。
パワー管を2本以上使用しているため回路が複雑でメンテナンスがしにくいですが少ない消費電力で大きな出力が得られるため、大型のギターアンプではほとんどがこの駆動方式を採用しています。
プッシュプル式のアンプはパワー管の特性が近いもの同士で組み合わせて使用する必要があり、真空管を交換する際は「バイアス調整」と呼ばれるアンプの調整も必要となる場合があります。
チューブアンプに使われる真空管の種類
プリ管
ギターアンプの音質を決定づけるプリアンプ部分に使用される真空管を「プリ管」と呼びます。
親指ほどの小さい真空管のため「ミニチュア管」とも呼ばれる真空管で、ギターアンプに採用される規格は12AX7(ECC83)が一般的です。
基本的に同じ規格のものであれば自分で差し替えることが可能なため、手軽に音質の変化を楽しむことができる真空管としても知られています。
コアなオーディオファンやギタリストの中には今は作られていないビンテージの真空管をコレクションしている方もおり、RCAやMullard等のビンテージものはマニアの間では高値で取引されています。
ちなみに12AX7はアメリカ、ECC83はヨーロッパでの呼び名でありどちらも同じものです。
パワー管
プリアンプ部分の信号をスピーカーで出力できるレベルまで増幅させるパワーアンプ部分に使用される真空管を「パワー管」と呼びます。
扱う電圧が大きいため、サイズが大きいGT管と呼ばれるサイズを使用するのが主流です。
Marshall、VOX、Orange等のブリティッシュアンプには「EL34」系、Fender系のアンプには「6L6」系のパワー管が使用されていることが多いです。
パワー管を2本以上使用したプッシュプル式のアンプはパワー管の特性が近いもの同士で組み合わせて使用する必要があり、真空管を交換する際は「バイアス調整」と呼ばれるアンプの調整も必要となる場合があります。
プッシュプル式のアンプを使用していてパワー管を交換する際は楽器店等の専門店に相談しましょう。
整流管
「整流管」は交流電流を直流電流に変換するために使用される真空管です。
わかりやすく言えばコンセントからの電気をアンプで使えるような電気に変えてくれる役割を担っています。
現在はダイオードを使うのが一般的なため整流管を使用しているギターアンプは少数派ですが、一度に取り出せる電流が少ないため独特のコンプレッション感が得られることから一部のギターアンプでは現在も使用されています。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ギターアンプは使用される真空管の種類によって様々な音質の変化を楽しむことができますので、チューブアンプを選ぶ際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
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【高機能アンダーウェア】モンベルのジオライン3年間使用後レビュー
サマタイです。
みなさんは普段どんな服を着ていますか?
これから寒くなる季節ですので、普段の生活ではアンダーウェアが活躍しますよね。
今回はモンベルの高機能アンダーウェア、ジオラインを紹介します。
モンベルとは
モンベル(mont-bell)は1975年創業の日本のアウトドアメーカー。
少年時代から登山に慣れ親しみ、1969年には難所として知られるスイス・アイガー北壁の日本人第二登を果たしたトップクライマーの辰野勇氏が登山仲間とともに立ち上げたことがブランドの始まりです。
ジャパンブランドらしく高品質でお手頃な価格が人気を集め、今では日本を代表するアウトドアブランドとして多くの人々の信頼を集めています。
1995年の阪神淡路大震災で発足した「アウトドア義援隊」は国内外問わずアウトドアの経験を活かした災害支援活動を行っていることでも知られています。
ジオラインとは
「ジオライン」はアウトドアブランドのモンベルが手掛ける高機能アンダーウェア。
ときに過酷な自然環境に見舞われる登山においては、アンダーウェアにも速乾性や保温性、防臭等の様々な機能が求められます。
モンベルがアウトドアの環境下で求められる高機能なアンダーウェアを作るべく繊維から開発した「ジオライン」は速乾性や保温性、防臭等の機能を網羅したまさに究極のアンダーウェアなんです。
ジオラインのメリット
抜群の速乾性
ジオラインに使用されているマイクロファイバーは汗を素早く吸収し広範囲に拡散させる効果があり、他の繊維に比べて早く乾きやすいという特徴があります。
登山では汗による体温低下はときに命取りとなるため、ジオラインには汗冷えによる体温低下を極力抑える仕組みが備わっているんです。
持続する保温力
ジオラインに使用されているマイクロファイバーは繊維の間に空気を保持する隙間があり、断熱効果が高く抜群の保温性能があります。
また繊維自体にセラミックが練り込まれており、体温を利用した遠赤外線効果で更に保温性能を高めています。
高い防臭性能
ジオラインは繊維に銀イオンを発生させる成分が練り込まれており、匂いの原因となる細菌を時間とともに減少させる効果があるため高い防臭性能があります。
化学繊維にありがちな不快な匂いを最小限に抑えられており、「抗菌防臭」よりも更に優れた防臭性能が半永久的に持続します。
ジオライン3年間使用後レビュー
ここからは僕が実際に3年間ジオラインを使用した感想を綴っていきます。
ジオラインは生地の厚さが3種類から選ぶことができますが、全種類持っているので個別に紹介していきます。
ジオラインL.W.(ライトウエイト)薄手
一番薄手なライトウエイトのジオライン。
生地が薄く約100gと非常に軽量なため動きやすい上に重ね着がしやすいです。
薄手ですがやはりアウトドアメーカーのモンベルが繊維から開発しただけあって想像以上に暖かいです。
また、濡れた状態からの速乾性も特筆モノで洗濯から約30分程度で乾くほどなので、汗をかいても常にサラッとした着心地です。
半袖なので夏場に意外と朝晩の冷え込むキャンプや秋口のランニングなど季節を問わずに使えます。
軽量で速乾性に優れているので、寒い季節の激しく汗をかく運動や、夏場のウォータースポーツなど、オールシーズン活躍する汎用性の高い半袖モデルです。また、薄手で、伸縮性にも優れ、重ね着がしやすくなっています。
出典:https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1107484
ジオラインM.W.(ミドルウエイト)中厚手
中厚手のジオライン。
ライトウエイトのジオラインに比べて生地が厚く長袖になっており、着ているだけでじんわり暖かいため冬場の肌着として優秀です。
薄手に比べて生地が厚いので汗をかいたときはさすがにベタつくんじゃないかと心配していましたが、ミドルウエイトでも着心地の良さは失われずサラッとした着心地です。
ジオラインを購入する前はユニクロのヒートテックでも良いのではないかと思って買い渋っていた経験があるのですが、着比べてみると速乾性、保温性能、防臭性能のすべての面で段違いです。
僕のように汗っかきで冬場でも汗冷えしやすい人や仕事で外回りが必要な人には全力でおすすめします。
適度な保温力を持ち、素早く汗を吸水拡散して素肌を常に乾いた状態に保ちます。登山やツアースキーなど、行動と休憩を繰り返すアクティビティに最適。一年を通して活躍します。
出典:https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1107282
ジオラインEXP.(エクスペディション)厚手
ジオラインで一番厚手のエクスペディション。
冬山などの厳寒地での使用を想定されており、ジオラインシリーズの中では最高の保温性能を誇ります。
着てみると分かりますが、気温が10度以下の肌寒い日でも少し歩くだけで汗ばむほど暑いです。
やはり汗をかいても着心地の良さは失われずドライな質感を維持できています。
登山ブランドが厳寒地を想定して開発しただけあって少し寒い程度の気温では必要ないほど暖かいので、基本的には真冬しか使えません。
僕の経験談ですが忘年会などで冬に外を歩く場合、外は良いのですが暖房の効いた室内では汗だくになると思いますので、着る場面は基本的に長時間外にいる必要のある場合におすすめします。
寒がりで冬は着ぶくれしてしまうという人は着ているものを1〜2枚ほど減らせるかと思います。
厳寒地での着用を前提に保温性を重視。放射熱で身体を芯から暖めるとともに、三層構造のふっくらとした空気層が暖かさを逃がしません。厚手ながら、軽量でストレッチ性に優れるため、重ね着しても軽快です。
出典:https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1107518
おわりに
いかがでしたでしょうか?
アウトドアメーカーのモンベルが手掛けるジオラインは登山だけでなく日常生活のアンダーウェアとしても抜群の機能性を発揮してくれます。
これからの季節、仕事で外にいることが多いという人やヒートテックでもまだ寒いという人はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
【バンドマンが勧める】自宅でも使えるチューブアンプの選び方
サマタイです。
ギタリストの皆さんは普段どんな機材で練習していますか?
音質の良さで根強い人気がある真空管を使用したチューブアンプはギタリストなら手に入れておきたい機材の一つですよね。
今回はバンドマンの僕がおすすめする自宅でも使えるチューブアンプの選び方を解説します。
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チューブアンプの種類
エレキギターはピックアップから発生した微弱な電流をアンプの増幅回路で増幅させて音を出しています。
増幅回路に真空管(チューブ)を用いたアンプをチューブアンプと呼びますが、チューブアンプにも構造によって様々な種類があります。
ここでは簡単にチューブアンプの種類を紹介していきます。
コンボアンプとスタックアンプ
チューブアンプは増幅回路のアンプ部分とスピーカーが一体になっている「コンボアンプ」とアンプとスピーカー部分が分かれた「スタックアンプ」の2種類があります。
コンボアンプはアンプ部分とスピーカーが一つの箱にすべて収まっているため取り回しの良さが魅力です。
また構造上アンプ部分の放熱のため後ろは隙間が開けられており、スピーカー部分が密閉され音が前に飛ぶスタックアンプとは違った独特の音質になることも特徴です。
一方アンプ部分とスピーカー部分が分かれたスタックアンプは迫力のある見た目通りの音圧の高さが魅力で、キャビネットと呼ばれるスピーカーを搭載している箱とアンプヘッドと呼ばれるアンプ部分の組み合わせを変えることで音色を変えられるため拡張性の高さも魅力です。
シングルエンドとプッシュプル
チューブアンプで使用される真空管は主に電源部に関わる「整流管」、音質を決める「プリ管」、音を増幅させる「パワー管」の3つです。
このうちパワー管が1本で駆動しているアンプを「シングルエンド」または「クラスA」と呼び、パワー管が2本以上で駆動しているアンプは「プッシュプル」または「クラスAB」と呼びます。
シングルエンドはパワー管を1本しか使用していないため出力は小さいですが回路がシンプルでメンテナンスがしやすいという特徴があります。
プッシュプルはパワー管を2本以上使用しているため大きい出力が得られますが回路が複雑になりメンテナンスに手間がかかる特徴があります。
自宅でも使えるチューブアンプの選び方
アンプを使う用途によって選び方は様々ですが、自宅での使用であればできるだけ出力の小さいコンボアンプでパワー管が1本のシングルエンドのアンプを選ぶことをおすすめします。
基本的にトランジスターアンプと比べてチューブアンプは体感上音が大きく感じやすく、5Wのアンプでもボリュームを上げれば近所迷惑になるほどの爆音が出ますので出力を落とせるアッテネーター付きのものを選ぶと安心です。
また、パワー管を1本しか使用しないシングルエンドのアンプを選ぶことでプッシュプル式のアンプで必要な「バイアス調整」という作業が必要なくなるため、自分ですべての真空管を変えられるメリットがあります。
おすすめの小型フルチューブアンプ
近年人気が出ているのが自宅での使用が想定された小型のフルチューブアンプです。
プリ管、パワー管にも真空管を使っているフルチューブアンプは音質にも優れており、フルチューブアンプ特有のツヤツヤのクリーントーンから暖かい歪みの音色は一度体験するとやみつきになること間違いなしです。
日本の住宅事情ではチューブアンプでギターを練習することは難しい場合が多いかと思いますが、アンプの出力を下げられるアッテネーター付きの小型アンプを選ぶことで自宅でもチューブアンプでギターを練習することができます。
ここからは小型フルチューブアンプのおすすめのモデルを紹介していきます。
Bugera V5 Infinium
「性能は倍に、価格は半分に」を社是として掲げるドイツの音響機器メーカーBEHRINGERのアンプブランドBugeraの名作コンボアンプ。
この価格帯で出力を5W/1W/0.1Wに切り替えができるアッテネーターを搭載し、リバーブ付きのフルチューブのコンボアンプは他にはありません。
トランジスターアンプでは出せないツヤツヤのクリーントーンからチューブアンプ特有の暖かい歪みまで自宅で楽しむことができるホームユースアンプの決定版です。
VOX AC4C1-12
世界一有名なロックバンド、ビートルズも愛用したイギリスの名門アンプブランドのVOXが手掛けるコストパフォーマンスに優れた小型フルチューブアンプ。
4Wの出力は自宅での使用は難しいと懸念される方も多いですが、ゲインとボリュームのツマミがあるためゲインを上げてボリュームを抑えればVOXの歪みで自宅で練習できるスグレモノ。
ビートルズ、クイーンのブライアン・メイ、エルビス・コステロといった英国を代表するミュージシャンに愛されたVOXサウンドを自宅で体験できる名機。
VHT Special 6 Combo
アメリカ・カリフォルニアで生まれたアンプブランドVHTが手掛けるこの価格からは信じられないハンドワイヤードで組み上げられたコンボアンプ。
ボリュームとトーンのみのシンプルなコントロールの6Wのチューブアンプですが、ボリュームノブを引っ張るとしっかり歪むプルブースト機能も搭載された実用性抜群の一台。
なにより税込みでも3万円を切る価格帯でありながら配線は手作業で仕上げられるハンドワイヤード仕様というアンプは他にはありません。
SUPRO 1605R Reverb
ジミ・ヘンドリックスやジミー・ペイジも愛用したことで知られるアメリカの伝説的なアンプメーカー、SUPROが手掛ける小型フルチューブアンプ。
価格は少々高額ながらマスターボリューム、真空管駆動のリバーブ付きの実用性に優れたコントロールを備えており自宅でもリッチなチューブアンプの音を楽しめます。
往年のギターレジェンドがこぞって愛用したSUPROアンプのサウンドを体感してみてはいかがでしょうか。
Fender 57 Custom Champ
Gibsonと主にアメリカを代表する2大ギターブランドの一角、Fenderが手掛ける小型チューブアンプの原点とも言える黎明期のモデル。
ボリュームのみのシンプル極まりないコントロールはギター本体のボリュームやトーンで音を作る感覚を体験できるため、ギターアンプの基本中の基本を学ぶことができる最高のアンプです。
価格は高いですがハンドワイヤードで丁寧に組まれた音の良いアンプです。
エリック・クラプトンやキース・リチャーズも愛した小型アンプの原点とも言えるモデルを体験してみてはいかがでしょうか。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
チューブアンプはトランジスターアンプには出せない音質の良さが売りですので、自宅での練習に使うことができれば練習にも身が入りますよね。
現在は小型チューブアンプでも様々な種類がありますので、この機会にお気に入りのチューブアンプを見つけてみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
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【運営報告】ブログ初心者が無料はてなブログでグーグルアドセンスに合格した話
サマタイです。
早いものでブログを始めてから3ヶ月が経過しました。
この度無事グーグルアドセンスの審査が通りましたのでブログにてご報告します。
僕のように無料版はてなブログでも審査を通過できるのか知りたい人の参考になれば幸いです。
グーグルアドセンスとは
Google AdSense(グーグルアドセンス)とはウェブサイトなどのオンラインコンテンツから収益を得ることができるサイト運営者向けのGoogleのサービスです。
グーグルアドセンスを開始するにはGoogleが設けるガイドラインをクリアし、審査を通過する必要があります。
審査を通過した後はウェブサイトの設定でコードを張り付けることでサイトを閲覧しているユーザーに対して最適な広告が自動で表示され、クリックされるだけで報酬を受け取ることができます。
ブログで少しでも収益化を考えている人であれば、「アドセンス」という単語は「アフェリエイト」と並び一度は調べたことがあるのではないでしょうか。
Google AdSense は、オンライン コンテンツから収益を得ることができるサイト運営者様向けのサービスです。コンテンツや訪問者に基づいて、関連する広告がサイトに表示されます。広告は、商品やサービスを宣伝する広告主によって作成され、費用が支払われます。広告の種類によって広告主が支払う金額が異なりますので、広告から得られる収益も異なります。
無料はてなブログでも審査は通るのか
グーグルアドセンスでははてなブログPRO(有料版)等の独自ドメインでの申請が推奨されていますが、実際に僕が無料はてなブログで審査に通ったとおり無料はてなブログでも審査は通ります。
記事数や文字数でも審査に影響するという情報がありますが、10記事未満でも合格されている方がいることからあまり意識する必要はないかと思います。
このブログが合格したときの運営状況を下記に示します。
- 記事数:50記事
- PV数:5〜30/日(累計PV数1000程度)
- 各記事の文字数:1000〜3000程度(アフェリエイトリンク含む)
正直吹けば飛ぶような弱小ブログですが、当の本人はブログ運営は始めてでしてアクセスがある事自体にとても喜んでおります。
アドセンスの審査も運良く3回目の申請で合格することができました。
審査結果で不合格と分かっても記事を編集または削除したり、アフェリエイトリンクを削除するなどの作業は一切行っておりません。
合格したからといって急に儲かる話でもありませんので、あまり深く考えず思い出したときに申請してみるくらいのスタンスで取り組むのが精神衛生上良いかと思います。
申請から審査通過までの流れ
7/29 ブログ開設 プライバシーポリシー、お問い合わせフォームの設置
9/12 申請1回目→不合格(24記事)9/26サイトマップの登録成功
10/4 申請2回目→不合格(35記事)
11/2 申請3回目→合格(50記事)
大まかな流れとしては上記のとおりです。
いずれの審査も申請からおよそ2日後に結果のメールが届きました。
ブログ開設と同時にサーチコンソールの登録は済ませておりましたが、サイトマップの登録に成功するまでは1ヶ月以上かかっています。
不合格の理由は毎回「サイトの停止または利用不可」でした。
ブログ開設から日が浅く、サイトマップの登録に時間がかかったこともありうまくGoogleに認識されていなかったことが原因ではないかと思います。
合格するために行ったこと
プライバシーポリシーの設置
プライバシーポリシーとはサイト運営者が収集した個人情報をどのように扱うのかを定めたルールのこと。
普段はあまり熟読するものではないかと思いますが、民間企業や公的機関などウェブサイトの下のほうに必ずと言っていいほど設置されています。
あって困るものではないので、時間のある時にサクッと設定しておくといいでしょう。
サイト名さえ変更すれば基本的にはコピペで問題ありませんので、まだ設定していないという方は下記からどうぞ。
プライバシーポリシー は、 インターネットのウェブサイトにおいて、収集した個人情報をどう扱うのか(保護するのか、それとも一定条件の元に利用するのか)などを、サイトの管理者が定めた規範のこと。個人情報保護方針などともいう。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/プライバシーポリシー
お問い合わせフォームの設置
お問い合わせフォームはGoogleフォームで作成し、URLをサイドバーに張り付ければ完成です。
こちらもあまり時間をかけずに設定することができるので、サクッと設定しておくと後が楽です。
Google Search Consoleでサイトマップの登録
はてなブログを始めるにあたり、サイトの分析に欠かせないツールがGoogle Search Console(サーチコンソール)。
まだ設定していない人は是非とも設定しておくことをおすすめします。
下記の記事が分かりやすいです。
アドセンスの審査に重要だと思われるのが自分のブログをGoogleに認識してもらうために早い段階でサイトマップを登録しておくこと。
サイトマップの登録の仕方はこちらの記事が詳しいです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
グーグルアドセンスは無料で始められるサービスですので、ブログやウェブサイトを運営している方であれば始めてみたいサービスの一つですよね。
僕のように独自ドメインを使用しない無料はてなブログでも審査に通過することは可能ですので、この機会に申請してみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
【オアスロウ】orSlowファティーグパンツ購入後レビュー
サマタイです。
みなさんは普段どんな服を着ていますか?
徐々に肌寒くなってきたこの頃、着こなしを考えるのが楽しい季節ですよね。
今回はorSlowのファティーグパンツを紹介します。
orSlowとは
orSlow(オアスロウ)はミリタリーウェアやワークウェアといった長年定番として支持されたアイテムを日本製にこだわって再現したブランド。
流行に流されない定番服のデザインを多く扱っており、丁寧な縫製や丈夫な生地感で年代を問わず支持されています。
originalityのある服を吟味しもの創りする。
めまぐるしい速さで流れていくファッションの世界で、ゆっくりと進みながら自分らしさを見つめ直していく。19〜20世紀に誕生した衣類、特にワーク・ミリタリーから派生する衣類は、作業着に限らずファッションとして多くの人たちに愛され、今現代もなおベーシックウェアとして支持され続けています。
そういった永遠の定番服を私たちのフィルターを通してslowにデザインしていく。手から生み出されるぬくもりを大切に、細部に至るまでこだわったクオリティーの高いもの造りを目指しています。
ファティーグパンツとは
ファティーグパンツは日本ではベイカーパンツとも呼ばれるパンツ。
もともとは工場で働く人の作業着や軍隊の基礎訓練用として使われたワークウェアがルーツです。
もう一つの名称の「ベイカーパンツ」とはパン屋(ベイカリー)がよく履いていたからなのだとか。
似たデザインにカーゴパンツがありますが、サイドポケットがついたカーゴパンツは文字通りカーゴシップ(貨物船)で働く人のワークウェアがルーツで軍服として各国が採用したミリタリーウェアとして知られています。
カーゴパンツに比べてサイドにポケットのないシンプルなデザインは普段の着こなしにも合わせやすく近年人気が出ているデザインです。
orSlowファティーグパンツレビュー
僕が購入したのはorSlowのUS ARMY Slim Fit Fatigue Pantsというモデル。
ワークウェアや軍パンは物によってはシルエットが太く着こなすには全体のバランスを意識しなければなりませんが、こちらは細身のシルエットなため着た時に野暮ったさが無く合わせやすいです。
生地はコットン100%のムラ糸のバックサテン生地を採用しており、今後着込むほどに良い風合いとなりそうです。
ウエストにはサイズを調整できるボタンが付いています。
参考までに僕の体型は身長180cmで体重が72kgですが、サイズはLサイズでジャストサイズでした。
丈が少し長いため、ロールアップして着ていこうと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
シンプルなデザインのファティーグパンツはミリタリーウェアやワークウェアに興味はあるけどデザインが野暮ったくてなかなか手が伸びないという人におすすめです。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
【バンドマンが勧める】あまり知られていない現代の凄腕ブルースギタリスト5選
サマタイです。
ギタリストの皆さんは普段どんな音楽を聴いていますか?
ギターの上達にはブルースを学ぶことがおすすめです。
今回はバンドマンの僕がおすすめするあまり知られていない現代の凄腕ブルースギタリストを5人紹介します。
ブルースとは
ブルースとはもともと米国に渡った黒人たちの間で生まれた音楽ジャンル。
近代のジャズやロック、R&Bといった大衆音楽の源流とも言えるルーツ・ミュージックです。
エリック・クラプトンやジミ・ヘンドリックス等のギターレジェンド達がアドリブ演奏の根幹としてブルースを取り入れており、エレキギターの演奏においては非常に重要な音楽ジャンルです。
ブルースとは、19世紀アメリカ南部に起源をもつ歌唱主体の音楽のジャンルである。 ジャズ、R&B(リズム&ブルース)、およびロックンロールなどの源流としても位置づけられており、今日の大衆音楽に多大な影響を与えている。 ブルースは黒人奴隷の身としてアメリカに渡ったアフリカ系民族の間で生まれた音楽とされる。
出典:Weblio辞書「ブルース」より
Kirk Fletcher
カーク・フレッチャーは1975年カリフォルニア州出身のブルースギタリスト。
マイケル・ランドウやロベン・フォード、ジョー・ボナマッサといった一流ギタリストとの共演でも知られています。
プレイスタイルはアルバート・キング系のブルースが主体ですが、ジャズのアプローチも難なくこなすフレージングはモダン・ブルースとも言えます。
様々なギターを使いこなしていますが、レスポールと最小限の機材で奏でられる音は圧巻の太さがあり度肝を抜かれること間違いなし。
Josh Smith
ジョシュ・スミスはフロリダ出身のブルースギタリスト。
6歳から弾き始めたというギターのテクニックはブルースもジャズも一級品の腕前です。
013~056もの極太ゲージを張ったテレキャスターシェイプのChapin T-Birdで奏でられる音は歪みが少なく出音も極太です。
フィンガーピッキングを織り交ぜたブルース、ジャズを自由に行き来するフレージングは必聴。
Matt Schofield
マット・スコフィールドは英国マンチェスター出身のブルースギタリスト。
メインギターはストラトキャスターを使用しており、シングルコイルとは思えないほど太く甘い音を出しています。
トラディッショナルなブルースを主体にコードトーンを巧みに組み合わせたプレイスタイルはまさにモダン・ブルース。
前述のカーク・フレッチャー、ジョシュ・スミスとも多く共演しており、YouTubeでは多くのライブ映像が見られます。
JD Simo
ジェイ・ディ・サイモはアリゾナ出身のブルースギタリスト。
多くのギターレジェンドを彷彿とさせるトラディッショナルなブルースを主体としたプレイが持ち味。
アンプ直結を基本としたギターサウンドは古き良きブルースギタリストの雰囲気があり迫力満点。
スライド・ギターの名手でもあり、ライブでは多彩なプレイを披露しています。
Artur Menezes
アルトゥール・メネゼスはブラジル出身のブルースギタリスト。
トラディッショナルなブルースを主体としながらも所々にコードトーンを取り入れており、ブルース特有の古さを感じさせません。
フレーズが盛り上がってきたときのペンタトニックスケールを用いた速弾きは参考になるフレーズが多く、ギタリスト必聴です。
揺れ幅の大きいダイナミックなビブラートやツヤツヤの甘い音作りも持ち味です。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ブルースはアドリブをするギタリストにとって避けては通れないジャンルだと思いますが、フレーズをコピーするのは大変ですよね。
ここで紹介したギタリストは日本ではあまり知名度が高くありませんが、YouTubeに多くのライブ映像があり、手元をじっくり観察できるためフレーズのコピーに参考になるかと思います。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
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BIRKENSTOCKの名作ブーツJackson5年間使用後レビュー
サマタイです。
みなさんは普段どんな靴を履いていますか?
これからの季節はブーツを履く機会が増えると思いますが、歩きやすくて着こなしにもすんなり馴染むブーツを探すのは大変ですよね。
今回はBIRKENSTOCKの名作ブーツ、Jacksonを紹介します。
BIRKENSTOCKとは
BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)はドイツで240年以上の歴史をもつシューズブランド。
人間工学に基づき足の形に沿った柔軟性のあるフットベッド(インソール)を開発したコンフォートシューズのパイオニアとして名高いビルケンシュトック。
日本でもフットベッドを採用した履き心地の良いサンダルが評判となり、今ではサンダルに限らず定番のシューズブランドとして認知されているブランドです。
BIRKENSTOCKのおすすめのシューズ
Pasadena
Pasadenaはモカシンシューズのデザインが目を引くシルエットのきれいなシューズ。
アッパーには柔らかい上質なレザーが使われており、履き込むことで経年変化を楽しめるようなシューズです。
ビルケンシュトックならではの履き心地の良さと年中使えるシンプルなデザインは老若男女問わずおすすめできます。
Stalon
Stalonはボリューム感のあるシルエットが特徴のチェルシーブーツ。
アウターソールに施されたコルクフレームのラインが良いアクセントとなっており、チェルシーブーツらしくサイドゴア仕様で着脱のしやすいモデルです。
アッパーには疎水性のヌバックレザーが使われており、天候を選ばずガシガシ履くことができます。
Gary
Garyはレースアップのシンプルなデザインのフラットシューズ。
アッパーにはスウェードレザーが使われており、素足でも履けるような柔らかさが持ち味のモデルです。
シンプルなデザインですがビルケンシュトックらしくソールのコルクが目を引くため、着こなしのアクセントとしても活躍します。
Jackson5年間使用後レビュー
僕が5年前から愛用しているモデルはマウンテンブーツのデザインが特徴的なJackson。
耐久性に優れるマウンテンブーツでありながらビルケンシュトックならではの履き心地の良さも感じられるお気に入りのブーツです。
ソールはがっしりしたラバーソールで、冬道でも滑りません。
現行のモデルより古いモデルなので、革の素材やデザインは現行のものとは違います。
たまにクリームを塗るくらいしか手入れはしていませんが、少しずつ革に味が出てきています。
男らしいデザインのブーツなので、細かいことは気にせずこれからもガシガシ履きこんでいきたいと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
履き心地の良さで評判のビルケンシュトックですが、サンダルだけでなく普段遣いでも履けるシューズも魅力的なラインナップが多く発表されています。
この機会にお気に入りの靴を見つけてみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。