【エフェクターレビュー】EHX Op-Amp Big Muffレビュー
サマタイです。
ギタリストの皆さんは普段どんな機材で音を出していますか?
エレキギターはエフェクターで音色をガラッと変えられるのも魅力ですよね。
今回はファズの名機、EHX Op-Amp Big Muffを紹介します。
ファズとは
「ファズ」はまだオーバードライブやディストーションがエフェクターとして無かった1960年代、アンプのボリュームを上げて得られたオーバードライブサウンドに満足できなかったギタリストの要望から開発されたエフェクターです。
音質は独特の毛羽立った深く太い歪みが特徴で、単音を弾いても迫力が出るため使いこなせばギタリストの強力な武器となる魅力的なエフェクターです。
ジミ・ヘンドリックスが愛用した「ファズフェイス」という有名な機種ではファズをONにしたままでもギター本体のボリュームによって図太いリードトーンから鈴なりのようなクリーントーンまで変化させることができるため、玄人にも人気があるエフェクターです。
Electro Harmonixとは
Electro Harmonix(エレクトロ・ハーモニクス)は1968年にマイク・マシューズによって創業されたエフェクターの老舗ブランド。
日本ではエレハモの愛称で親しまれています。
1971年に発表された「Big Muff Pi」は同社のフラッグシップモデルのファズペダルで、カルロス・サンタナ、デイビッド・ギルモア、カート・コバーンを始めとする伝説的なミュージシャンに多く使用されました。
初期のエレハモのエフェクターは弁当箱のような筐体の大きいものが多く、エフェクターボードに組み込むのは大きくスペースを取ってしまいますが、音質は唯一無二のため現代もあえて大きい筐体のビンテージのエレハモのエフェクターを使用するギタリストも多くいます。
Op-Amp Big Muffレビュー
近年リイシューされた70年代後半頃の増幅回路にトランジスターではなくオペアンプを使用したビッグマフを再現したモデル。
通常のビッグマフに比べて音の押し出しが強く荒々しい歪みはSmashing Pumpkinsのビリー・コーガンが使用していることでも有名です。
真ん中のトーンをバイパスできるトグルスイッチで更に破壊的な音を出すことが可能となっており、バッキングからリードトーンまで幅広く使えるモデルです。
ビッグマフは音作りを一歩間違えると低音が回ってしまいバンドサウンドでは抜けない音になりがちですが、このモデルは現在リイシューされているビッグマフの復刻モデルの中では一番音抜けがよくバンドサウンドでも使いやすいモデルだと思います。
特にトグルスイッチが秀逸で、トーン回路をバイパスすることで音域がスポイルされずヌケの良い音作りができるため、バッキングからギターソロまで幅広く使えます。
バンドでファズを使ってみたいけどファズは音作りが難しくてなかなか抜ける音を作ることができないというギタリストには特におすすめできるモデルです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
単音でも迫力のある音が魅力のファズの中でもビッグマフは初心者にもおすすめできるエフェクターです。
うまく使いこなすことができればギタリストにとって強力な武器となるエフェクターですので、この機会にお気に入りのファズを見つけてみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。