【エフェクターレビュー】MXR CSP105 Phase45レビュー
サマタイです。
ギタリストの皆さんは普段どんな機材で音を出していますか?
エレキギターはエフェクターで音色をガラッと変えられるのも魅力ですよね。
今回はフェイザーの名機、MXR CSP105 Phase45を紹介します。
フェイザーとは
「フェイザー」はギターの原音に位相を変えた音をミックスすることでシュワシュワとした音のうねりを作り出すエフェクター。
薄くかけた浮遊感のある軽やかなサウンドはカッティングなどのバッキングで使うと効果的です。
また歪ませたときにフェイザーをかけることで攻撃的なサウンドに一変するため、音を揺らすモジュレーション系のエフェクターの中ではコーラスと同様に幅広く使うことができるエフェクターです。
今年の10月に惜しくも亡くなってしまった伝説的なギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンが愛用したエフェクターとしても有名です。
MXRとは
MXR(エムエックスアール)は1972年に創業したアメリカ・ニューヨークに拠点を置くエフェクターメーカー。
創業以来からエフェクターのコンパクト化を掲げており、当時主流だった大型のエフェクターのサイズから格段にコンパクトになったエフェクターをリリースし世界中のエフェクターメーカーに影響を与えました。
シンプルかつ高音質なエフェクターはどれも直感的に操作ができる上に頑丈で耐久性にも優れており、創業当時から現在に至るまで世界中のミュージシャンから支持を集めています。
MXR CSP105 Phase45レビュー
フェイザーと言えば必ず名前の挙がる定番機種はMXR Phase90ですが、今回紹介するのは兄弟機種のPhase45というモデル。
名前の通りPhase90の4段のフェイズ回路を半分にした2段のフェイズ回路で構成されるPhase45はかかり方が自然で癖がないことが特徴です。
フェイザーは前述のとおり歪ませた音にかけると独特の攻撃的なサウンドになりますが、Phase45はかかり方が自然で癖がない為クリーントーンでも歪ませた音でもうるさくなりすぎず使い勝手が良いです。
Phase90はクリーントーンでは気持ち良く使えても歪ませて使ったときにエグ過ぎて使えないと感じるギタリストは意外と多いと思いますが、Phase45を選ぶことでこの悩みを解決できます。
ツマミもPhase90と同じく揺れの速さを決めるだけのツマミだけなので音作りに迷わずに演奏中も足で操作できるメリットがあります。
デメリットとしてはこの機種はアダプターが使用できず、電池のみの使用でON/OFFを示すLEDインジケーターもありませんが慣れれば特に問題なく使用できます。
モジュレーション系の中ではフェイザーはコーラスと同様に幅広く使うことができるエフェクターなので、かかり方が自然で癖の少ない本機はフェイザーのクセが苦手なギタリストにもおすすめできます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
独特の軽やかな浮遊感が持ち味のフェイザーはコーラスと同様に幅広く使うことができるエフェクターですので、この機会にお気に入りのフェイザーを見つけてみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。