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サマタイブログ

1990年生まれ独身男性による雑記ブログ。

【クラプトンの自宅用アンプ】Cornell Romany12レビュー

サマタイです。

 

ギタリストの皆さんは普段どんな機材で練習していますか?

音質の良さで根強い人気がある真空管を使用したチューブアンプはギタリストなら手に入れておきたい機材の一つですよね。

 

今回はバンドマンの僕が愛用しているイギリス製のチューブアンプ、Cornell Romany12を紹介します。

 

Cornellとは

www.cornellamps.com

Cornell(コーネル)は英国の名門アンプメーカーのVOX創設者のトム・ジェニングス、HIWATT創設者のデイブ・リーブスのもとでアンプのことを学んだ元VOXのアンプビルダー、デニス・コーネルがハンドメイドで制作しているイギリスのアンプブランド。

 

デニス・コーネル自身が手掛けるハンドメイドのフルチューブアンプはエリック・クラプトンキース・リチャーズゲイリー・ムーア等のイギリスを代表するギタリスト達が使用したことでも話題となりました。

 

エリック・クラプトンに関しては後述するCornell Romanyというアンプを自宅やツアー先のホテルにまで持参し、練習用として使用していることで知られています。

 

アンプのボリュームを上げた状態の音質のまま音量のみを下げることができる「アッテネーター」を搭載された機種を多く発表しており、自宅からステージまで幅広く対応できるアンプとしてギターマニアの間では人気が出ているアンプブランドです。

Cornell Romany12

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エリック・クラプトンキース・リチャーズの使用で一躍有名になったコーネルを代表するアンプがCornell Romany(ロマニー)。

 

現行モデルでは10W/1.5W/0.25W/0.05Wの4段階の出力切り替えが可能なアッテネーターが搭載されており、自宅でもチューブアンプの歪みを堪能できるモデルとなっています。

 

チューブアンプの原点とも言えるFender Champ Ampの回路をベースとしており、ツイード期のフェンダーアンプの荒々しく歪んだ音からブラックフェイス期のフェンダーアンプのツヤツヤのトーンまで網羅したアンプです。

 

パワー管6L6×1、プリ管12AX7×2、リバーブ管12AT7×1のシングルエンド(クラスA)アンプなので、すべての真空管を自分で交換できるためメンテンス性にも優れています。

 

RomanyにはRomany10とRomany12の2種類がありますが、Romany10はスピーカーが10インチ、Romany12ではスピーカーが12インチで真空管駆動のリバーブが搭載されています。

 

YouTubeの動画では製作者のデニス・コーネル本人が弾き比べています。

www.youtube.com

Cornell Romany12レビュー

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新型コロナウイルス感染症が全国で流行し始めた2月頃から家で過ごす時間が増えていつも以上にギターの練習に励んでいましたが、ギターに触る時間が増えることで新しい機材が欲しくなるのがギタリストというもの。

 

これまで使用していたFender Deluxe Reverbは22Wのチューブアンプで音量が大きすぎて基本的にはエフェクターで音を作って練習していましたが、ステイホーム中に自宅でも弾けるチューブアンプを探していたところスペックがドンピシャで一目惚れして海外通販で購入したのがCornell Romany12。 

 

エリック・クラプトンに憧れてギターを始めたこともあり、「Cornell Romanyはエリック・クラプトンが自宅やツアー先のホテルにまで持参し、練習用として使用している」という謳い文句を見た瞬間に気持ちが傾き半分購入を決めていました。

 

謳い文句に惹かれてろくに下調べもせず並行輸入品を購入したためイギリスから届いてすぐにトランス交換で修理に出したアンプですが、修理完了から毎日音を出してきたので改めてレビューします。 

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外観はフェンダーツイードアンプを模しています。

 

サイズはFender Deluxe Reverbとほぼ同じですが、若干ロマニーのほうが小ぶりなサイズ感です。

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コントロール部分はシンプルで操作に迷うこともありません。

トグルスイッチのEQ IN/EQ OUTはイコライザーの回路をバイパスできるスイッチ。

 

EQ INでブラックフェイス期のフェンダーの音、EQ OUTを選ぶとツイード期のフェンダーの音が出せるようにデザインされています。

 

音質はハンドワイヤードのフルチューブアンプ、しかも元VOXのアンプビルダーが手掛けていることもあり言うまでもなく極上です。

 

ブラックフェイス期のフェンダーアンプを彷彿とさせるツヤツヤのクリーントーンからツイード期のフェンダーアンプのような太く荒々しい歪みまで自由自在です。

 

真空管駆動のリバーブが付いていることも嬉しいポイントで、浅くかけて雰囲気を出すと練習が俄然楽しくなります。

 

秀逸なのがやはり4段階切り替え式のアッテネーターで、出力を1番絞ったポジションではボリュームをフルテンにすることで自宅でもチューブアンプの歪みを堪能できます。

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これまで使用していたFender Deluxe Reverbは22Wのチューブアンプで音量が大きすぎて基本的にはエフェクターで音作りしていましたが、ロマニーに買い替えてからはアンプ直でバッキングからリードトーンまで自宅で自由自在にギターが弾けるためかなり重宝しています。

Fender Custom68 Deluxe Reverb

 

フルチューブアンプらしくピッキングの強弱やギターのボリュームにもしっかり追従するため、アンプがフルテンの深く歪んだ状態でもギターのボリュームを下げて優しく弾くことでクリーントーンまで持っていけます。

 

余計なエフェクターを繋がなくても基本の音が良いため、ギターとシールドさえあればすぐ練習を始められる気楽さも気に入っているポイントです。

 

値段は高いですが、価格に見合った上質な出音はこれからのギターライフの良き相棒となってくれるアンプだと感じています。

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パワー管6L6×1、プリ管12AX7×2、リバーブ管12AT7×1のシングルエンドアンプなので、すべての真空管を自分で交換できるためメンテンス性にも優れています。

 

これから使用するにつれて真空管交換やスピーカー交換などで音質の違いも楽しんでいけるアンプです。

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おわりに

 いかがでしたでしょうか?

 

自宅でも楽しめるアッテネーター付きの小型チューブアンプがあることで、普段の練習からいい音でギターを楽しむことができます。

 

この機会にお気に入りのアンプを探してみてはいかがでしょうか?

 

この記事がみなさんの一助となれば幸いです。

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