【バンドマンが勧める】ジャズ初心者でも聴きやすい女性ジャズシンガー5選
サマタイです。
みなさんは普段どんな音楽を聴いていますか?
様々な音楽ジャンルの中でもジャズは敷居が高く聴きにくいイメージがありますよね。
今回はバンドマンの僕がおすすめするジャズ初心者でも聴きやすい女性ジャズシンガーを5人紹介します。
ジャズボーカルとは
「ジャズ」は19世紀末頃から発生した音楽ジャンルの一つで、アメリカで人気を博した音楽ジャンルです。
なんといっても特徴的なのは楽器主体の即興演奏で、プレーヤーの技量を思う存分堪能できる音楽です。
ジャズはミュージシャン達に定番的に演奏される「ジャズスタンダード」と呼ばれる曲が多くあり、これらはミュージカルや映画の名曲をカバーされていることが特徴です。
「ジャズボーカル」はジャズの中でも大衆的な要素の強いジャンルで、ロックやポップスが誕生する前のポピュラー音楽としての一端を担っていました。
そのため楽器主体のジャズに比べてジャズを聞き慣れていない人でも聴きやすく、ジャズの入り口として聴くのには最適なジャンルだと思います。
ジャズ(英: jazz)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ合衆国南部の都市を中心に発生した音楽ジャンル。 西洋楽器を用いた高度なヨーロッパ音楽の技術と理論、およびアフリカ系アメリカ人の独特のリズム感覚と民俗音楽とが融合して生まれた。演奏の中にブルー・ノート、シンコペーション、スウィング、コールアンドレスポンス(掛け合い演奏)、インプロヴィゼーション(即興演奏)、ポリリズム(複合リズム)などの要素を組み込んでいることが、大きな特徴とされている。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジャズより
Ella Fitzgerald
後述するビリー・ホリデイ、サラ・ヴォーンと並び「歴代最高のジャズシンガー」とも称されるエラ・フィッツジェラルド。
幼くして両親を亡くしどん底のホームレス生活まで経験し、その後オーディションを通して歌手デビューし、通算13回のグラミー賞を受賞するなど波乱万丈の生涯を送っています。
スタンダード・ナンバーは感情豊かに歌い上げ、管楽器プレーヤーのように声で即興演奏までこなす圧倒的な表現力の歌声はまさしく天下一品。
ジャズシンガーを聴き始めるのであれば避けて通れないシンガーの一人です。
Sarah Vaughan
サラ・ヴォーンはオペラ歌手にも匹敵する音域の広さと細かく震える美しいビブラートが持ち味のシンガー。
1940年代にデビューした当時はトランペッターに影響を受けてビバップのスタイルを歌唱に活かしたモダン・ジャズシンガーの先駆者でもありました。
また、ジャズに限らず幅広い音楽ジャンルに取り組んだことも知られており、様々なアーティストのカバーも数多く残しています。
どこか奥ゆかしさを感じさせる豊かな歌声は聴いていてとても心地が良いです。
Billie Holiday
「レディ・デイ」の相性で親しまれたビリー・ホリデイはエラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーンと並び女性トップジャズシンガーの一人。
アルコール依存症、ドラッグ依存症に苦しみ50年代後半には歌声の輝きを失ってしまいますが、楽曲を感情豊かに歌い上げる才能はピカイチ。
苦難の生涯を送ったビリー・ホリデイはどちらかというとキラキラしたイメージの銀幕のスター歌手というよりは小さいバーで静かに歌う歌手というイメージが強いです。
Helen Merrill
「ニューヨークのため息」とも称されるハスキーな歌声が特徴のヘレン・メリル。
14歳からジャズクラブでシンガーとして活動を始め、1955年に発表したトランペッターのクリフォード・ブラウンを迎えた「Hellen Merrill With Clifford Brown」はジャズ界に残る傑作として知られています。
日本でも人気があるジャズシンガーのため、どこかで一度耳にしているという方は意外と多いかも知れません。
Anita O'day
ハスキーボイスとリズミカルな歌い方が特徴のアニタ・オデイ。
薬物犯罪により実刑判決を受けたことから「ジャズ界のイゼベル」とも呼ばれたことでも知られています。
幼い頃に受けた扁桃摘出術の影響でロングトーンやビブラートが使えないハンディがありましたが、このハンディが功を奏し「音符を細かく刻むハスキーなホーンライクな歌声」と高く評価されています。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ジャズボーカルはロックやポップス以前の古いポピュラー音楽ですが、楽器主体のジャズは聴き馴染みがないという人でも聴きやすいジャンルだと思います。
これからジャズを聴き始める入り口としても最適なジャンルですので、この機会にお気に入りのシンガーを探してみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。
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