【バンドマンが勧める】Kaminariのギターシールド5年間使用後レビュー【カミナリ】
サマタイです。
ギタリストの皆さんは普段どんなシールドを使っていますか?
エレキギターはシールドでも音質がガラッと変わりますので、ギタリストなら音質にこだわって選びたいですよね。
今回はバンドマンの僕がおすすめするKaminari Guitarsのエレキギター用シールドを紹介します。
Kaminari Guitarsとは
Kaminari Guitarsは2009年に株式会社音響商会から設立されたブランド。
ギターやベースのみならずウクレレやアコースティックギター用まで揃えられたシールドは音質の良さが評判で数多くのプロギタリストも使用しています。
KAMINARI GUITARSは、大量生産・消費社会で失われつつある、ひと手間もふた手間もかけて作られていた優れたモノを、これまでの歴史、現代の技術や知識、それらを融合させて新しいモノとして誕生させていきたい、という基本姿勢がコンセプトとなっています。そして全ての製品をUSA製・日本製のみにこだわり「高品質な物を適正価格で提供する」事を常に考え、製作しております。
50年代・60年代に欧米が創った楽器は本当に優れたモノ達であり、そこから素晴らしい音楽が数多く生まれたことは周知の事実ですが、70年代に入ると日本の技術力が欧米の楽器に非常に大きな影響を及ぼしていることは意外に注目されていない事実です。
日本には昔から「ひと手間かける」という文化がありますが、KAMINARI GUITARSではそのひと手間を惜しまず、たとえ見えない部分であってもその意識を強く持って商品を創っています。
それが「旧き良き時代のモノを現代に供給する」ということであり、「粋=カッコイイ」に通ずるものと信じているからです。
Kaminariシールドのラインナップ
Electric Guitar Cable
音域のバランス感を徹底追求し、楽器とアンプで生まれるサウンドをリアルに表現する、KAMINARI エレクトリックギターケーブル。
シングルコイルにおける低音域の乾いた張りのある音色と、太く存在感のある高音域を得るために、このケーブルは中音域のバランスに注目して設計。これにより、音がこもりがちになるハムバッカーにおいても、ワイドに前に抜けていくという本来のポテンシャルを十分に引き出すことに成功した。
Mersey Beat 60's Cable
1960年代初期、イギリスで巻き起こったマージービート・ムーヴメント。KAMINARI GUITARSでは、当時のアーティストたちが使用していた細身のケーブルに注目し、レトロなルックスをイメージしながらも、音質的に優れたシールドケーブルを完成させた。
最もこだわった点は4.3φという細さ。また、ホロウ構造のエレキギターやベースとのマッチングを図るべくサウンドデザインを行い、中域にコシがあり、輪郭のはっきりした音質を実現。今回新たに採用された国産のKAMINARIオリジナルプラグは、シンプルなルックスながら極めてハイクォリティな仕様の真鍮削り出しとなっている。他に類を見ないカラーリングとデザイン、そして優れた音質でKAMINARI GUITARSが自信を持って発売するのがこの”マージービート60′sケーブル”である。
Curl Cable
KAMINARI カールケーブルは、音質の変化を「効果」として産み出す、いわばエフェクターのようなケーブル。
ケーブルの一部分のみをカール形状にすることで、カールケーブル特有のサウンドを得つつ、ストレートケーブルのレンジの幅をキープ。耳に痛いと感じるハイの尖った部分が自然に抑えられることでミドルが持ち上がり、アンプのイコライジングでは得られない効果をケーブルで得ることが出来る。
5年間使用後レビュー
Electric Guitar Cable
5年前からメインで使用しているElectric Guitar cableはエレキギターの音質で一番重要な中音域が充実しており、フェンダー系のシングルコイルでも線の細さを感じません。
安価なシールドではギブソン系のハムバッカーだと輪郭がぼやけてバンドサウンドで抜けない音になりがちですが、このシールドはハムバッカーのフロントでもバンドサウンドの中でしっかり抜けて聴こえます。
これまでシールドはカナレ、ベルデン、オヤイデ、モガミを使用してきましたが、今のところKaminari Guitar Cableがバンドサウンドにおいて一番音作りがしやすいシールドです。
家でも外でも頻繁に使うのでプラグはノイトリックのサイレントプラグに変えてあります。
Mersey Beat 60's Cable
今はメインでは使用していませんがMersey Beat 60's Cableも5年前から使用しています。
ますシールドの線の太さが細いため取り回しが良く快適です。
はじめはシールドが細いことで音質もチープなのではないかと疑っていましたが、中音域に独特のクセがあり「いなたい」音がします。
名前の通り60年代のブリテッシュロックなどにはこれ以上ないほどマッチします。
箱物やビザール系のギターに合わせると一気にビンテージ系の雰囲気が出ますので、レコーディングなどでも活躍すると思います。
シールドが細く柔らかいので、加工してパッチケーブルにするのもおすすめ。
こちらもプラグはノイトリックに変えてあります。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
エレキギターではシールドでも音質を自分好みに変えることができますので、この機会にお気に入りのシールドを見つけてみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんの一助となれば幸いです。