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サマタイブログ

1990年生まれ独身男性による雑記ブログ。

【失敗談】イギリスからチューブアンプを取り寄せたら日本では使えなかった話

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サマタイです。

 

みなさんは海外から楽器を取り寄せたことはありますか?

海外通販が普及した現在はスマホひとつで世界中から買い物ができますよね。

 

今回はバンドマンの僕が海外からチューブアンプを取り寄せたら日本では使えなかった話を紹介します。

 

楽器の海外通販ができるサイト

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楽器の海外通販ではこれまでe-bayなどが有名でしたが、今回の記事では2013年にできた「Reverb」というサイトを紹介します。

reverb.com

中古楽器から新品の楽器まで幅広く商品の取り扱いがあります。

オークション形式で個人出品の楽器を購入することも可能です。

 

海外のサイトですがスマートフォンアプリもあり、アカウントを作成し住所を設定することで買い物ができます。

 

支払いにはクレジットカードやApple pay等が使えますが、クレジットカード情報を相手に伝えることなく支払いができる「PayPal」を使うのがセキュリティの面から見ておすすめです。

www.paypal.com

海外通販のメリット

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出典:https://www.pinterest.jp/pin/48624870965015184/

海外通販のメリットはなんといっても日本で売られていないレアな楽器が手に入ることです。

 

日本では見ない楽器を持っているだけでなんとも言えない優越感があり、バンドをやっている人なら注目されるのではないでしょうか。

 

また、正規代理店を仲介せずに購入できることから楽器によっては日本で購入するよりも安く済ませられる場合もあります。

海外通販のデメリット

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通販全般に言えることですが、実物をチェックできないことはデメリットです。

 

特に楽器はセッティングによって弾きやすさや出音に大きな影響がありますので、個人出品に限らず楽器店からの出品でも注意が必要です。

 

「購入後は必ず調整が必要だ」くらいの気持ちでいると落ち込まないで済むかと思います。

 

その点ギターパーツやエフェクター、アンプなどはセッティングがあまり関係ないため海外通販の恩恵を受けられる部分が大きいと言えます。

 

また当然海外からの発送となるので、送料が高く荷物が届くまで時間がかかることもデメリットです。

 

僕は実際に何度か海外通販で楽器を購入していますが、荷物が届くまでエフェクターなどの小物で約2~3週間程度、アンプなどの大きな荷物は約1ヶ月程度かかりました。

チューブアンプを海外通販で買った話

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これまで自宅で6年ほど「Fender Custom’68 Deluxe Reverb」というアンプを使っていましたが、22Wのチューブアンプは自宅で弾くのには音が大きすぎるため、自宅での練習ではいつもエフェクターで音作りをしていました。

Fender Custom68 Deluxe Reverb

 

そろそろ新しいチューブアンプを買おうと思い、5~10W程度で出力の切り替えができるアッテネーター付きでできれば真空管交換も自分でできるパワー管が1本駆動のシングルエンドのアンプが欲しいと条件を絞りつつ探しました。

 

条件にピッタリ沿って一目惚れしたアンプが「Cornell Romany 12」というイギリスのハンドメイドのアンプでした。

CORNELLの検索結果【楽器検索デジマート】

 

ただ、約30万円と価格が高すぎるので新品では手が出ません。

なんとか安く手に入れようとオークションサイトを巡回する毎日でしたが、そもそも日本であまり使っている人がいないので中古にもほとんど出てきません。

 

ふとReverbのことを思い出し、検索してみるとちょうどセール中で送料を入れても約13万円と日本で買うより半額以上安いことに驚き、すぐに購入しました。

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約1ヶ月後、アンプが届き中身を確認したところコンセントの形が違うことに気が付きます。

 

嫌な予感がしてネットで調べてみると予感は的中します。

 

そう、日本と海外ではコンセントの電圧が違います。

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日本とアメリカでは電圧がそれぞれ100Vと120Vなのでまだ違いは少なく済むのですが、僕が買ったアンプはイギリス製で電圧は230V。

 

一応音は出るのですが、エフェクターの電池が切れかかったような小さくてファズのように歪んだ音が出ています。(電圧が低いので当たり前ですが)

 

並行輸入の価格の安さにつられてよく下調べをしなかった過去の自分を恨み、必死でアンプのことを調べると日本で使うためにはアンプの電圧を決めるトランスという部品の交換が必要なことを知ります。

 

お世話になっているリペアマンや正規代理店やトランスメーカーに電話をかけてトランス交換ができる修理店を血眼になって探し出し、なんとか無事に交換してもらい事なきを得ました。

 

アンプを購入してから部品交換込みで約2ヶ月もかかってしまいましたが、やっと本来の音を出せたときは感動もひとしおでした。

 

交換費用込みでも日本で購入するより安く済んだので結果としては良かったですが、できればあんな思いは二度としたくありません。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

今回は海外通販で楽器を購入するメリットやデメリットに合わせて海外からアンプを取り寄せた僕の失敗談を紹介しました。

 

今ではバンドマンにウケるネタができたことや必死に調べてアンプの知識がついたことはいい経験となったと思っています。

何より買ったアンプに愛着がわきました。

 

結果的に日本で買うより安く済んだので良かったのですが、みなさんは僕と同じ失敗をしないよう、並行輸入の楽器を買うときは十分に下調べを済ませてから購入することをおすすめします。

 

この記事がみなさんの一助となれば幸いです。

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