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サマタイブログ

1990年生まれ独身男性による雑記ブログ。

【バンドマンが勧める】エレキギターのカスタマイズにはチタンパーツを勧める理由

サマタイです。

 

ギタリストの皆さんは普段愛用している愛器にカスタマイズはしていますか?

ギターを自分好みにカスタマイズできるのもエレキギターならではの楽しみですよね。

 

今回はバンドマンの僕が勧めるエレキギターのカスタマイズにはチタンパーツを勧める理由を紹介します。

金属パーツによる音質の変化

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出典:https://www.pinterest.jp/pin/630433647824711833/

ギターを作る木の材質によって音質が大きく変わることは周知の事実ですが、エレキギターで多く用いられる金属パーツの材質によっても音質が変わることは意外と知られてはいないのではないでしょうか?

 

特に弦が直接触れているペグやサドル、ブリッジやテールピースなどの金属パーツの材質を変えることで音質の違いを如実に実感できます。

 

エレキギターではアコースティックギターと違い金属パーツが多く使用されており、交換用のリプレイスメントパーツが多く販売されているため音質の変化を狙ってパーツ交換を行うことはもはや常套手段と言えます。

 

今回の記事では僕が実際に試した金属パーツの素材の中でも特に効果を実感できた「チタンパーツ」について紹介します。

チタンパーツのメリット

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音響特性に優れている

チタンをエレキギターのパーツとして使用する最も大きなメリットは音響特性に優れている点です。

 

音響特性に優れる金属の条件には「内部減衰率」が低いことが挙げられます。

 

内部減衰率とは楽器の振動を金属の素材がどこまで吸収してしまうかを数値化したものなのですが、チタンはこの内部減衰率がとても低い金属であるためギターの弦の振動を余すことなくボディーに伝えることができます。

 

一言で言うと、チタンパーツに交換するとギターの鳴りが良くなるということです。

 

僕は現在使用しているギターで変えられる箇所は全てチタン製にしていますが、どのギターでもチタンパーツに変えるとギターの響き方が良くなり、サスティーンも長くなります。

 

アンプを通した音質の変化では音抜けが良くなりピッキングニュアンスにも反応しやすくなる印象です。

軽くて丈夫

チタンは金属の中でも特に軽くて頑丈な素材であることから金属疲労が起きにくく、航空機やロケットにまで使用されている素材です。

 

鉄と比較しておよそ2倍の強度がありますが重さは3分の2程度と軽い上に耐久性に優れているため、長年使用することが多い楽器に使う金属パーツとしても優秀な素材だと言えます。

錆びない

チタンは耐腐食性に優れ、非常に錆びにくい金属としても知られています。

 

錆びにくさは金やプラチナなどの貴金属と同等の上に金属アレルギーも起こしにくい特徴がある為、現代では人工骨やインプラント等の医療器具にも使用されています。

 

こうした特性から手が触れて錆びやすいエレキギターの金属パーツに使用する素材としても適しています。

チタンパーツのデメリット 

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価格が高い

メリットばかりのチタンパーツですが、高品質な素材故に価格が高いというデメリットもあります。

 

エレキギター用のチタンパーツはサドル、ブリッジ、ネックプレート、トレモロブロック、テールピースなど様々な製品がありますが、どの製品も高額です。

 

強度が高いチタンは頑丈な分加工が難しく、小さくて精密なギターパーツでは高度な加工技術が必要なため価格が高くなりやすいです。

おすすめのチタンパーツ

サドル

サウンドハウスで見る

チタンパーツを試してみたいという方にまずおすすめなパーツがチタンサドルです。

 

サドルは弦の振動をボディーに伝える大事なパーツであるため、ここの素材を変えるだけでもギターの鳴り方を大きく変えることができます。

 

チタンパーツの中では比較的安価で幅広い種類のギターに乗せることができる為、まずはサドルから試してみることをお勧めします。

サウンドハウスで見る

ネックプレート

KTS Titanuim Neck Joint Plate

フェンダーのようにネックとボディーをねじで止めているボルトオンタイプのギターはネックプレートの素材によってもギターの鳴り方を変えることができます。

 

こちらは弦が直接乗っているパーツではないのでサドルを変えたときほどの効果はありませんが、チタン製のネックプレートでも鳴り方やサスティーンが良くなったと実感できるためチタンサドルが気に入った方は合わせて取り入れるとお勧めです。

サウンドハウスで見る

テールピース

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出典:https://www.pinterest.jp/pin/422423640052887670/

ギブソン系のギターではテールピースの素材でもギターの鳴り方を大きく変えることができます。

 

テールピースの素材は鉄製やアルミニウム製が一般的ですが、チタン製のテールピースがあることはあまり知られていません。

 

日本では過去にKTSのカスタムショップで取り扱いがありましたが現在は取り扱いがなく日本では新品では手に入らないと思います。

 

海外ではKTSと同じようにHantugTiSonixというチタンパーツのメーカーがあり、チタン製のテールピースの取り扱いがありますので、価格は高いですがチタンサドルを気に入った方は検討してみてはいかがでしょうか。

 

僕は実際にチタン製のテールピースを使用していますが、チタンサドルと合わせて使うとよりギターの鳴り方が変わったことを実感できますのでお勧めです。

トレモロブロック

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出典:https://www.pinterest.jp/pin/759771399639153441/

ストラトキャスターを使用している方はフローティングトレモロトレモロブロックの素材でも音が変わることをご存じの方は多いと思います。

 

トレモロブロックの素材は鉄製や真鍮製、亜鉛ダイキャスト製などがありますが、チタン製のトレモロブロックもあります。

 

こちらもテールピースと同じく過去にKTSのカスタムショップで取り扱いがありましたが現在は取り扱いがないためなかなか日本では見つけられないと思います。

 

前述と同じくHantugTiSonixで取り扱いがある為、価格は高いですがチタンサドルを気に入った方は検討してみてはいかがでしょうか。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

鉄や銅、真鍮に比べるとチタンを楽器に使用し始めたのは比較的最近のことですが、優れた音響特性や耐久性などのメリットが多く徐々に楽器としても利用されつつあります。

 

エレキギターエフェクターやアンプに目が行きがちですが、ギター本体の鳴り方を改善してくれるチタンパーツも試してみる価値はあるのではないでしょうか。

 

この記事がみなさんの一助となれば幸いです。

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